名古屋のミニシアター・シネマスコーレの「新しい⽇常」を追い掛ける

2020/09/09 20:30 配信

映画

名古屋のミニシアター・シネマスコーレ (C)メ~テレ


9月12日(土)の「テレメンタリー2020」(毎週土曜深夜4:30-5:00[日曜朝4:30-5:00]、テレビ朝日、※系列各局で放送)は、名古屋のミニシアター「シネマスコーレ」のコロナ禍の中での奮闘を追った「コロナとシネマ〜”密”を巡る攻防〜」を放送する。

新型コロナウイルスの感染拡大で、至る所で“密”が避けられている。名古屋にある定員51人のミニシアター「シネマスコーレ」もその影響に苦しんでいる。

シネマスコーレ支配人の木全さん (C)メ~テレ


1983年に映画監督の若松孝二が立ち上げた映画館。支配人である木全(きまた)純治さんは、全国ロードショーではかからない個性的で魅力ある作品を精力的に上映することを続けてきた。

作品と観客の距離を近づけ、いわば“密”を売りにすることで映画館の斜陽期を生き抜いてきたのだ。

37年の歴史で、上映のない日は1日もなかったが、新型コロナウイルスの影響で、2020年4月、開館以来初めて「休館」に追い込まれた。

映画文化の多様性を支えてきたミニシアターは、新型コロナ禍をどのように乗り切ろうとしているのか。秘蔵映像などをひもとき、「新しい日常」の中で試行錯誤を続ける木全支配人らの奮闘を追う。

制作はメ~テレ(名古屋テレビ放送)、担当プロデューサー・村瀬史憲、担当ディレクター・菅原竜太。ナレーターをドキュメンタリー番組は初挑戦の島津咲苗メ〜テレアナウンサーが務める。

コロナ禍における座席 (C)メ~テレ


一昔前からシネマスコーレを取材し、2017年には同映画館を扱った「シネマ狂騒曲~名古屋映画館革命~」と題するドキュメンタリーを放送。その後同作の劇場版も公開するなど、劇場との関係性が深いメ~テレ。「シネマ狂騒曲」でもプロデューサーを務め、今作も担当する村瀬プロデューサーに番組の制作意図を聞いた。