岸井ゆきの、撮影中に“エビぞり”に「すごすぎて使わなかったプロレス技があります」<インタビュー>

2020/09/11 18:00 配信

ドラマ インタビュー

抱き合う花丸木と桜(C)「浦安鉄筋家族」製作委員会


印象的なシーンは、少年の霊が取りついちゃうシーン


――本作の印象的なエピソードについてお聞かせください。

第8話(8月28日放送)で、少年の霊が取りついちゃうシーンがあるんですけど、そこは本当に印象に残っていますね。私が少年だったら何がしたいんだろうってあんまり考えたことがなかったし、少年として振る舞うことって今までありませんでした。

スカートめくってみたり、新聞紙クラッカーをお父さんに当てたりとか、偽物の虫を投げたりとか。そういうことをして、本当に毎日走って、毎日飛び回って、疲れたんですけど、初めてこんなことしたなという充実感があって、すごく面白かったです。

あと、第7話(8月21日放送)でいろんな人が「山田誉」というお酒を開けるシーンですね。これがまた、台本とかではなく、監督がこうやってくださいって指示を出して、それをいきなり撮っちゃうっていう新しい方法で撮りました。

ゲストでいろんな職業の方が来て、台本を読んで「こういうふうにやりたいな」とかを考えていない人たちが来て、自由にやって、1つのシーンを作るというのがすごく面白かったです。

いきなり自由にやってくださいって、結構無理な話なのに、1つ1つがちゃんと面白くて…。俳優同士でやっているとあまり驚きがないんです。“山田誉を開けに来ました”っていう設定を私たちは守っちゃうので。でも、「山田誉を開けに来ました」っていうシチュエーションだけ与えられて、セリフが飛んでくるのが一言ずつ驚きで、これはずっと役者の思考回路でやっていたらできないことだなと感じたので、すごく刺激になりました。

――最後に、視聴者の皆さまへメッセージをお願い致します。

自粛が明けて、よりパワフルになった家族が見られると思うので、こんなときだからこそ見ていただきたいです。心に余裕がなくなっちゃったときも「浦安鉄筋家族」を見て、次の日の活力になればいいなと思っています。