――年齢の幅が広い現場はどんな雰囲気だったのでしょう?
上白石:志尊君と私の20代のコンビがいて、依頼人役は役者として大大先輩の方ばかり。こんなに年齢も価値観もバラバラな現場があるんだなって、毎日新鮮に思っていました。
江口:亜花里(上白石)と寺本の明るさにすごく救われているよね、物語の中でも。
上白石:控え室での会話もすごかったですね!
江口:かみ合ってるのかいないのか(笑)。それぞれの価値観がおもしろいんだよね、その人が生きてきた時代の話をしてくれるから。
上白石:すっごく興味深いお話ばっかりで。われわれは生命力を吸いとられないように、と。
江口:吸いとろうとしてた人がいたってこと!?
上白石:役としては病気と闘っているんだけど、みなさん生命力がみなぎっている方ばっかりで(笑)。
江口:めちゃくちゃ元気なんだよね(笑)。元気すぎて、死を宣告された役の人のほうが元気なんじゃないのってくらい。年配の方はふだんは落ち着いていらっしゃって物静かなのに、俳優としてのスイッチがバンって入る瞬間がある。そうやっていきなり本番にパーン!と入られると、昔は若さでどうにか対抗できたけど、いまは圧倒されちゃうよね。
上白石:目から発するエネルギーや圧が、もう違いすぎて!この目をこの距離で感じられてすごく幸せだなって思いました。
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