江口洋介らが語り合う!撮影は「“5時間ドラマ”に向かうような気分」<天使にリクエストを 座談会前編>

2020/09/19 08:30 配信

ドラマ

江口洋介主演!「天使にリクエストを」が放送スタート!(C)NHK

江口洋介「昔は若さでどうにか対抗できたけど、いまは圧倒されちゃうよね」


――年齢の幅が広い現場はどんな雰囲気だったのでしょう?

上白石:志尊君と私の20代のコンビがいて、依頼人役は役者として大大先輩の方ばかり。こんなに年齢も価値観もバラバラな現場があるんだなって、毎日新鮮に思っていました。

江口:亜花里(上白石)と寺本の明るさにすごく救われているよね、物語の中でも。

上白石:控え室での会話もすごかったですね!

江口:かみ合ってるのかいないのか(笑)。それぞれの価値観がおもしろいんだよね、その人が生きてきた時代の話をしてくれるから。

上白石:すっごく興味深いお話ばっかりで。われわれは生命力を吸いとられないように、と。

江口:吸いとろうとしてた人がいたってこと!?

上白石:役としては病気と闘っているんだけど、みなさん生命力がみなぎっている方ばっかりで(笑)。

江口:めちゃくちゃ元気なんだよね(笑)。元気すぎて、死を宣告された役の人のほうが元気なんじゃないのってくらい。年配の方はふだんは落ち着いていらっしゃって物静かなのに、俳優としてのスイッチがバンって入る瞬間がある。そうやっていきなり本番にパーン!と入られると、昔は若さでどうにか対抗できたけど、いまは圧倒されちゃうよね。

上白石:目から発するエネルギーや圧が、もう違いすぎて!この目をこの距離で感じられてすごく幸せだなって思いました。