玉木宏&高橋一生、最終回への思いを語る「完璧な兄弟だったら復讐劇はすぐ終わっていたと思う」<竜の道>

2020/09/14 18:30 配信

ドラマ

竜一(玉木宏)と竜二(高橋一生)の復讐劇がいよいよクライマックス!(C)カンテレ


竜の道 二つの顔の復讐者」(フジテレビ系)が、9月15日(火)に最終回2時間スペシャル(夜9:00-10:48)を迎える。ここまで、裏社会の道を歩む竜一を演じてきた玉木宏と、国土交通省の官僚として表の道を行く竜二を演じてきた高橋一生が、竜一と竜二の関係性や最終回の見どころについて語った。

養父母を死に追いやったキリシマ急便社長・霧島源平(遠藤憲一)への復讐を企てる双子の竜一(玉木)と竜二(高橋)。しかし、宿敵・源平を追い詰める手段を失い、ライター・沖和紀(落合モトキ)に正体と過去の秘密を突き止められてしまった竜一は、竜二や妹の美佐(松本穂香)を守るため、単独で暴走していく。一方、竜二は運輸業界日本一を目前にしたキリシマ急便に対して驚きの手段を講じていた。

幼少期から竜二は竜一に寄り添ってきた


竜一と竜二について、玉木は、「竜二はアクセルを踏みながらブレーキもかけているような印象があって、色々と頭を働かせながら計算高く生きていけるところは双子であっても違う部分だと思います。竜一は長男だからこそ、竜二や美佐を守らなければという気負いがすごくある人だと思います。一生くんも前にも言っていましたが、竜二は国交省の官僚としてキリシマ急便に影響力がある立場にあるので、復讐(ふくしゅう)する前に自己解決している部分があります。でも、兄の竜一が復讐に突き進むから、そこに寄り添うことを決めている。それはきっと、竜一が言ったことに従うという幼少期からの関係性なのだと思います」と、双子とはいえ兄と弟で違う二人の性格についてコメント。

一方、高橋は、「表の道を歩み、正攻法でつぶしてやろうと考えている竜二に反して、竜一はどんな手を使ってでも復讐してやると考えています。竜二には『人を殺す』という概念がないから、まさか竜一がそんなことをしているとは思わないという感覚があったと思います。ただ、中盤でその事実を知ってしまい、二人のフォーカスがズレていきます。人間は、一線を越えてしまうと次は楽々と乗り越えられてしまう生き物だと思うんです。『コイツ何をするかわからない』という危うさがある竜一に対して、竜二はあるところは守って、あるところでは攻撃しなくちゃいけないという立場。けれど、竜二も竜二で、美佐とまゆみ(松本まりか)という二人の女性を心の中に置いてしまい、考えがブレてしまっていますからね(笑)。そういったズレやブレを乗り越えて、再びフォーカスが合って、『やるぞ!』となった二人の姿を楽しんでもらいたいです」と、中盤にかけて徐々に明確となっていた竜一と竜二のズレについて、竜二の目線から解説した。