朝ドラ「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)などに出演し注目を集めている女優・森七菜。彼女がホフディランの名曲「スマイル」を歌うYouTube動画が、公開から2カ月弱で470万再生を突破、まだまだ数字を伸ばしている。同曲は森が出演している大塚製薬「オロナミンC」のCMソングだ。同製品のCMは、森七菜の前に同じく女優で2021年度前期の朝ドラ「おかえりモネ」のヒロインに抜擢された清原果耶をメインキャラクターとしており、新たな若手女優の登竜門的存在となっている。
「オロナミンC」で若手女優が出演するCMといえば、2004年~放送された上戸彩の「元気ハツラツぅ?」シリーズを思い浮かべる人も多いだろう。
上戸がスポーツ選手やタレントとコラボしキュートな魅力を見せた同シリーズは視聴者にも好評だったようで多くのシリーズが作られたが、上戸以降しばらく若手女優を「オロナミンC」CMのメインキャラクターとすることはなかった。
そして2018年、清原果耶を起用。当時の清原は16歳。モデルとして活動しつつ、ドラマ「透明なゆりかご」(NHK総合、2018年)で初の主演を務め頭角を表してきている中でのCMだった。
「透明なゆりかご」のスタートが2018年7月、CMのスタートが同年10月であることから同ドラマ放送以前にCMは決定していたと思われ、まさにネクストブレイク女優をキャッチした形だ。
同CMで清原は「三百六十五歩のマーチ」のイントロに合わせ「パーン!パパパパ」と元気よく歌い上げる姿などを披露。視聴者からも「元気をもらえる」と高評価だった。
その後、清原は2021年度前期の朝ドラ「おかえりモネ」のヒロインに決定。“国民的女優”への階段を登っている。