映画「ミッドナイトスワン」がいよいよ公開。僕が演じるトランスジェンダーの凪沙と、14歳の一果(服部樹咲)の物語。こんなの久しぶりって感じで、たくさんの媒体の方に取材していただき、私、大変うれしく思います。皆さん、役作りのことを聞かれるんですが、いつもの通り、本当に何も考えずにやってました。一番考えてなかったかもしれない。考えてできるような役じゃなくて。事前に資料をいただいたり、実際そういう方にお会いしたりもしたけど。役作りというなら一果かな。彼女、初めての映画出演だったけど何かもってた。作品を動かす、作品を作るんだよ、ああいう子が。彼女はあの役をやるために巡り合った。奇跡が起きるんだ。
内田英治監督が順撮りといって、ほぼ台本通りに撮ってくれたので、気持ちが入りやすかったです。一果演じる樹咲ちゃんと会ったのも、多分一果が広島から上京してきて初めて会った新宿だったと思う。現実の距離感も映画と一緒、樹咲ちゃんのこと知らないままだったからそのままリアルな感じ。今やれって言われてもできない。計算してできることじゃない。
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