現在、ディズニープラス会員、プレミアアクセスで公開されている「ムーラン」。
ディズニー・アニメーションの傑作の主人公として全世界で愛されてきた少女・ムーランの物語を、空前のスケールで実写化する本作。
男性と偽って兵士となり、国の命運を懸けた闘いに向かうヒロイン・ムーランを日本版声優として明日海りおが演じている。
元宝塚歌劇団・花組トップスターで、今作が宝塚歌劇団卒業後の初めての演技の仕事となる明日海。
そんな明日海に、吹き替えを体験しての感想や周囲からの反響、今後の活動について聞いた。
――この作品が宝塚歌劇団を退団後初めてのお仕事ですが、日本版声優として選ばれた時の気持ちを教えてください。
宝塚を卒業後、まだ何をするのか全く決まっていない状態でこのオーディションのお話を聞きました。「まさか大好きなディズニーの実写版映画の吹き替え声優なんて!」と驚きとうれしさがありましたね。
その段階では自分ができるかどうかは分かりませんでしたが、「ぜひやりたい」という気持ちでした。その後、合格のお知らせが来て、とてもうれしかったです。
――実写版には、アニメーション版(1998年公開)とは違う部分もありますが、明日海さんの思う実写版ならではの魅力は何でしょうか?
アニメーションはもともと見たことがあったのですが、ムーランを演じることが決まってから何度も見直しました。
アニメーション版はミュージカル要素があり、小さな子どもでも親しみやすい印象ですね。実写版は、ムーランのお父さんの刀に刻まれている“忠”(忠義)、“勇”(勇気)、“真”(真実)という言葉に真っ直ぐに向き合い、ムーランが変わっていく過程を丁寧に表現していて、どの年代の方も自分の生き方と重ねることができるのではないかと思います。
アクションシーンは大迫力ですが、スピード感がある中でも美しくて…。ムーランが振り返った瞬間などの撮り方が印象的でしたし、ムーランの住む集落の活気溢れる様子、衣装の美しさなども魅力的でした。
また、ムーランがお見合いに臨むため、慣れないお化粧をする場面では、アニメーション版の楽しさも思い出しましたね。
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