気苦労が絶えない人は大変で精神的にも体力的にもきつい。それを回避しようとさらに気苦労を重ねる必死な姿はこっけいで笑えてもくる。同時に必死で真剣な姿はどこか悲しくもある。大人たちだからなおさら。
台本を読み進めていくと、面白さと悲しみはセットで起こっているんだなーと思いました。
ドラマの中でドラマを作るこの現場には実際のプロデューサーや実際の監督、スタッフ、俳優がいる。
一方虚構のプロデューサーや虚構の監督、スタッフも山ほどいるので実際と虚構が入り乱れ、虚構のメークさんにメーク直しを頼んだり、実際のカメラの前で気を抜いたり、虚構のプロデューサーにおべんちゃらなどを言ったりして現場は錯綜しています。僕は虚構とはいえ監督なので面白い虚構ドラマを実際に作りたいと意気込んでいます。
このドラマには現今を生きる人たちのリアルがあり、また、そこまで言うか、やるかという自虐的な言動行動も多々あり挑戦的です。過去のドラマ作品へのオマージュもちりばめられていてそういう意味でも楽しめますよん。
普段からお世話になっている「ドラマ制作」の物語で、しかもプロデューサー役なんて仕切りのトップじゃないですか!?
顔合わせの日には主演の中井貴一さんに「迫田くんそのままでいいよ(微笑)」なんて言われたもんだから、がぜんやる気が出てきましてね。
意気揚々と撮影に臨んだのですが…まあよくこれだけ一筋縄ではいかないメンバーをそろえたなと。テレビ東洋ドラマ部長の戸沢さん(岩谷)と共に、毎シーンがてんやわんや!一番の悪魔は大根監督かもしれませんけどね(笑)。
とにかく!ドラマ制作の現場に、とんでもない角度から切り込みまくる血湧き肉躍る作品となっております!ゴシップ好きな貴方も、そうでない貴女も、月曜夜10:00をお楽しみに!
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