――そして、いよいよ20代に突入しますが、その先の野望はありますか?
僕が出たら面白いと言われる役者になりたいです。スティーブン・キングみたいな人になりたいです。
――スティーブン・キングと言いますと?
スティーブン・キングの映画って、見る前から「面白そう!」と思わせるじゃないですか? もちろん実際面白いですけど。そういう人になりたいです。
――なるほど。そのためにしていることはありますか?
以前よりも映画を見るようになりました。自粛期間中にすごいたくさん映画を見たんですけど、仕事が再開したら、見る時間がなくなってしまって。でも、見なきゃいけないなと思ったので、「GO」(2001年)とか一度見た映画ももう一度見たりしています。
あとMVもよく見ていますね。今回、自分は映像作品が本当に好きなんだなって、もう一度、その好きな気持ちに気付けたんです。なので、今はジャンルを問わず、たくさん見ています。
――そういう行動が次の作品に繋がるのかもしれませんね。4月に放送されたドラマ「FAKE MOTION-卓球の王将-」(日本テレビ・関東ローカル)の新シリーズが発表されています。最後に、新シリーズの見どころをお教えください。
新シーズンは、なぜ卓球をしなきゃならないのかなど、より人物背景に着目した内容になっていると思います。「作品ってこんなに変わるんだ!」という楽しみ方をしていただけたらうれしいです。そこは監督とも話したところです。物語の見え方が今回だいぶ変わると思いますので、前シーズンを見てくださった方も、そうでない方もぜひ新シーズンを見てください!
20XX年…高校生同士の優劣を決めるのは、勉強や喧嘩の強さではなく、卓球。かつて東京では、トップの座をめぐり、熾烈な争いが繰り広げられていた…。恵比寿長門学園の勝利によりその戦いに終止符は打たれ、東京は一つになった。
勝敗ランクによる支配から自由を取り戻した東京であったが、世は卓球戦国時代…。八王子勢が何者かに襲撃を受けトップの近藤勇美(森崎ウィン)が潰された。連れ去られる近藤を目の前に、難を逃れた土方歳鬼(板垣瑞生)は大切な仲間を救うため、かつてのライバルと共に立ち上がる決意をする。
取材・文=及川静
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