窪田正孝主演、二階堂ふみがヒロインを務める連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。10月1日放送の第79回には、日本作曲界の重鎮・小山田耕三(志村けん)が登場。放送後、番組公式Twitterが「裕一が幼き頃から憧れ続けた、偉大な作曲家・小山田を演じた志村さん。この日が最後の登場となりました」と明かした。(以下、ネタバレがあります)
作曲家・古関裕而氏と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏をモデルに、音楽と共に生きた夫婦の姿を描く本作。第16週「不協和音」では太平洋戦争が勃発し、裕一(窪田)がニュース歌謡の作曲で忙しくなったのをはじめ、それぞれの暮らしに戦争の足音が近づいていく様子が描かれている。
第79回では、音(二階堂)が軍事施設などに慰問を行う“音楽挺身隊”に参加する様子が描かれた。音楽教室は閉めざるを得なくなったものの、戦争色が濃くなっていく世間の空気に馴染めずにいた音は音楽挺身隊への参加にも消極的だったが、妹・梅(森七菜)に背中を押されて入隊を決心したのだった。
その音楽挺身隊を運営するのが「報国音楽協会」。日本を代表する作曲家・小山田耕三が会長を務める団体だ。79回冒頭、秘書から音楽挺身隊新加入者の名簿を手渡された小山田が、“古山音”の名前に目をとめる様子が描かれた。
79回の放送終了後、「エール」公式Twitterは「裕一が幼き頃から憧れ続けた、偉大な作曲家・小山田を演じた志村さん。 この日が最後の登場となりました。 ありがとうございました」と投稿。今年3月に亡くなった志村けんさんにとって、この日の放送が最後の登場だったことを明かした。
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