名古屋発の遊べる本屋“ヴィレヴァン”こと「ヴィレッジヴァンガード」を舞台にした映画「リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲〜」が、10月23日(金)より公開となる。本作は、地元名古屋で放送された連続ドラマ「ヴィレヴァン!」(19)の映画化作品だが、映画はまさかの奇想天外なSF作品に仕上がった。そこで、主演の岡山天音、後藤庸介監督、脚本家のいながききよたかというドラマから続投の3人に、本作の制作秘話を聞いた。
岡山が演じるのは、ヴィレヴァンで働く、⾃称「空っぽ」の⼤学⽣、杉下啓三役。店内で売られているのは、サブカル色の強い、採算度外視の商品ばかりである。杉下は、個性的なバイト仲間たちと楽しい生活を送っていたが、ある日、政府によって“サブカル”が有害とみなされ、監視&コントロールがされていることに気づく。杉下は、サブカルを取り戻そうと、果敢に立ち上がるが…。
映画だけではなく、ドラマの第2弾「ヴィレヴァン︕2〜七⼈のお侍編〜」も、10月26日(月)より名古屋テレビで放送される。
――まずは、映画化されるという一報を聞いた時の感想から聞かせてください。
岡山「最初は想像もしてなかったので、耳を疑いました。ただ、僕はドラマをやっているころから、登場人物たちのことが本当に大好きだったので、めちゃめちゃ嬉しかったです」
後藤「僕は1の放送後、『また次をやりたい』と言われた時、ドラマの続編しか想像してなかったので、映画化の話を聞いた時は、無理だろう!と思いました(笑)」
いながき「ドラマ化の時も驚きましたが、ただの本屋の話だから、映画になるはずがないと思いました。だから無理を承知で、『やるなら、タイムリープものはどうですか?』と提案して、若干つぶしにかかったんですが、なんとそのまま実現しました!」
――かなり斬新な設定のSF映画になりましたが、“有害サブカル感染”というキーワードは、コロナ禍を意識されたのでしょうか?
いながき「脚本執筆時は、まさにコロナ禍真っ最中でしたが、そこまでコロナを描こうとはしてなかったんです。でも、無意識に思っていたのかもしれない」
後藤「当時は、まだマスクなしで、打ち合わせをしていた時期でしたからね」
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