波瑠「作品の中でもwithコロナ」 新しい時代のラブストーリーに挑戦!<インタビュー>

2020/10/14 05:00 配信

ドラマ インタビュー

恋の始まりに一喜一憂


「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」で主演を務める波瑠撮影=藤本和史


美々には面白い習慣があり、男性を食べ物に例えて格付けしている。その例えが“ブリ大根”や“ハンバーグ・チンするやつ”など独特なのだ。

「美々はとてもユーモアがあるなと思います。食べ物に例えるのは珍しいかもしれませんが、世の女性もそれぞれの物差しで多少は男性を評価しているのかな?と思います」

そんな美々がステイホーム中に始めたオンラインゲームで、どこの誰か分からない人物に恋をしてしまう。その恋の相手かもしれない男性陣を、松下洸平間宮祥太朗、高橋優斗、渡辺大及川光博の5人が演じる。

「人事部の3人(松下、間宮、及川)は撮影が始まる前からとても仲が良くて、美々はそこに『ソーシャルディスタンスー!』と言って切り込んでいくので、心が痛いです(笑)。熱が高くても出社する営業部の岬さん(渡辺)は、こういう人絶対いるだろうな〜という人。会社から見ると良いであろう仕事に身をささげる人が問題視される点などは、今をよりリアルに描写しているなと感じます。

そして看護師の八木原くん(高橋)は後輩ですが、美々よりずっと世渡り上手。美々は八木原くんより劣っている部分がたくさんあるので、そういう構図が見えるのも面白いと思います。独裁者と呼ばれている女性が、一人の夜に急に孤独の瀬戸際に立たされたりするシーンにはすごい人間味を感じました。悩んだり、泣いたり、恋愛の始まりに一喜一憂したり、そういう人間らしさを楽しく演じられたらいいなと思っています」

「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」で主演を務める波瑠撮影=藤本和史


※高橋優斗の「高」は正しくは「はしごだか」

取材・文=及川静