半年前―。鐘木パルプコーポレーション“通称カネパル”の産業医、美々は、新型ウィルスの脅威の中、全社員1129人の健康を管理する忙しい日々を送っていた。
新人看護師の八木原(高橋優斗)を連れ、社員のマスクや手洗いの不備を見つけては、厳しく注意する。高熱にも関わらず、仕事のために出勤した営業部の岬(渡辺大)を帰宅させる美々。「命より大事なものがありますか」当初は美人すぎる産業医と評判の美々だったが、今や健康管理室の独裁者と言われていた。
人事部で残業していたのを美々に注意された朝鳴(及川光博)と青林(松下洸平)、五文字(間宮祥太朗)が噂する。「彼氏とかいないんですかね?」「いないだろあれは。ぼっちだぼっち」恋愛から遠ざかる美々には、上から目線で男を食べものに例えるクセがあった。
しかし、自粛下の生活で「一人でも平気」の気持ちに変化が…。精神科医の富近(江口のりこ)からストレス解消にと薦められたオンラインゲーム上で会話した人物に恋をしてしまう。ところがなんとその相手が社内にいるとわかる。
※高橋優斗の「高」は正しくは「はしごだか」
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