さらに、有村と共演したかったという林は、今回の撮影で、有村に対して今まで抱いていた思いがより強くなったと言い、「作品に対する向き合い方だったり、作品を背負う上での日々の過ごし方だったり、現場での佇まいだったり、スタッフの方への接し方だったり、全てが素晴らしくて、出会ってきた女優さんの中でも別格だなと感じています。一緒にお芝居をしていて、引っ張られるものもありますし、日々刺激を受けていて、最後まで桃子と真人という関係性を築き上げていくのが楽しみで仕方がないです」と、有村への尊敬と今後の期待を述べた。
一方、有村は林の印象を「人の心にすーっとなじむ声色というか、表現というか、それがとっても心地よくて、本当に稀有(けう)な役者さんだなと思っています。だけど、すーっと入ってくるけど、うちに秘める熱量みたいなものはすごく感じていますし、熱い男性で、魂の込もった役者さんだなと感じました」と明かした。
有村は高橋海人ら弟たちとのエピソードも披露。「初めてお会いしたときは本当に緊張されていて、この緊張感がせりふのやり取りに反映されていたらまずいと思って(笑)、何とか緊張をほぐそうと、いろんなコミュニケーションをはからせてもらいました。今となっては、皆さん楽しそうに現場にいてくださって、“早く会いたい”と言ってくれるので、それだけが姉ちゃんとしてはすごくうれしいです。引っ張られるところもたくさんあるし、いい刺激というか相乗効果で、安達家というものが成り立っているのかなと感じています」と、きょうだいの仲について言及。
また、真人は秘密を抱える役柄ということで、二人は秘密にしていることがあるかという質問が。有村が「なんだろうな…」と頭を悩ませる中、林が「僕はですね、桃子さんに秘密にしていることがありまして…」と切り出し、「物語が出会いから始まり、ゆっくり進んでいくストーリーなので、共演者の方との距離感もそことリンクさせていけたらなと自分で勝手に思っている中で、高橋海人くんとはまだそんなに一緒のシーンもないですが、すでにメールのやり取りをして、男だけの会話をしています」と告白。このエピソードに有村は驚きつつも、「うれしいです。海人くん、林さんの話を聞きたいと言っていたので、ちゃんと関係を築けていてよかったです」と、姉としての素直な気持ちを明かした。
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