――初めて大根仁監督の作品に参加されたとのことですが、演出面で印象に残っていることをお聞かせください。
実はわんぱく坊主みたいなやんちゃな印象を持っていました。でも、今回初めてご一緒させていただいて、本当に繊細で細やかな演出をしてくださる方で頼もしいです。
そして同い年ということが分かりまして、自分と同い年の男子が現場でこんな立派な演出家になっているんだというのがなんだかうれしくって、楽しくさせていただいています。
細部に気を使って、新しい表現ができるところは流石だと思いました。
――いい緊張感のある撮影現場なんですね。
本当に楽しい現場ですよ。共演者の方々も素晴らしくて、皆さんイメージにぴったりの方々ばかりです。
せりふのタイミングをどうしようと思って、助監督さんに質問しようとすると、うっかり助監督役の方に聞いていたりするんです(笑)。そのくらい皆さん、なじんでいらっしゃいますね。
――作品作りにおいて、譲れない部分は何ですか?
諦めないことは大事だと思います。私は好奇心で仕事を決めてしまうタイプなので、やりながら難しくなってきたり、悩んだりすることがあります。そんな時は、自分が取り組んでいる仕事に関して、やらせてもらっているんだというのを忘れないようにやっています。
――最後に、タイトルにちなんで“共演NG”な苦手なものや苦手なことについてお聞かせください。
言葉に出したくもないですが、G(ゴキブリ)がNGです。ロケで湿気のすごい所にお邪魔したりすると、いつか出るんじゃないかと思って不安になっちゃいます。そのくらいGは共演NGです。
鈴木京香(すずき・きょうか)1968年5月31日生まれ、宮城県出身。「未解決の女 警視庁文書捜査官」(2019年、テレビ朝日系)や「グランメゾン東京」(2019年、TBS系)など出演作品多数。
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