斗真ファンは身悶え覚悟!? 2011年の「源氏物語」で希代のプレイボーイに挑む!

2011/11/09 20:40 配信

映画

「源氏物語 千年の謎」完成披露試写会に登場した田中麗奈、窪塚洋介

映画「源氏物語 千年の謎」の完成披露試写会が東京国際フォーラムで行われ、舞台挨拶に生田斗真中谷美紀窪塚洋介、東山紀之ら豪華出演者が登場した。今作で主人公の光源氏を演じた生田は、雲をかたどったゴンドラに乗って約10メートルの高さから登場。会場の視線を一身に集め「こっぱずかしい…」と照れ笑い。

映画は平安王朝の時代を舞台に、紫式部の生きる“現実の世界”と、紫式部が綴る“源氏物語の中の世界”という2つの物語が交錯し、ストーリーが展開されていく。

生田は「この映画は、日本にしかできない、日本映画らしい映画。日本人であることの誇りや、すばらしさを感じていただきたい」と話し、さらに「希代のプレイボーイというイメージが強いと思うのですが、この映画を見たらそれが覆ると思います。なぜ、たくさんの女性を愛さなければいけなかったか、源氏の苦しみ、悲しみが濃く描かれています」と自身が演じる光源氏について語った。

源氏物語の作者・紫式部を演じる中谷美紀は「源氏物語は、現代語訳を読ませていただいたのですが、日本の女性の秘めたる胸の内と、光源氏の心の空虚さがとても美しく描かれている作品だと思いました。紫式部という千年前の女性に、改めて敬意を表したいなと思います」としみじみ。

さらに、安倍晴明を演じた窪塚は「ずっとやりたかった役なので感謝しています。この役をやるにあたって、自分で呪文を見つけてきたり、漫画を読んだり、陰陽道について調べたりしました。時間もあったので、神社をめぐってエネルギーをためて演じました」と役への思いを明かすと、鶴橋監督からも「君は本当に天才! ちょっとお願いしただけで、呪文は完璧に唱えてくれるし、指先まで本当になりきってやってくれた。ありがとう」と絶賛されていた。

最後に生田は「この映画を見終わったとき、人間の本質や核の部分というのは何年たっても変わらないものなんだなということが感じていただけると思います。そして、日本映画の素晴らしさを楽しんでいただければうれしいです」と試写会に集まった観客にメッセージを送り、舞台挨拶をしめくくった。