12月31日(土)に放送される「第62回NHK紅白歌合戦」では、白組司会・嵐の5人がプレゼンターを務める東北応援企画が決定。'10年の紅白で生まれた特別企画曲「ふるさと」を、櫻井翔がピアノで演奏し、嵐のメンバーも加わって合唱する。作詞者の小山薫堂氏による2番の歌詞を新たに加え、'11年多くの人々の中でより強くなった「ふるさとへの思い」を曲にのせて伝える。また、この「ふるさと」は今回の紅白歌合戦のイメージソングにもなっている。
櫻井が演奏で使用するのは、福島県のある中学校の体育館で長年使われてきたピアノ。震災の日、その中学校ではちょうど卒業式が行われていたが、地震による津波で破壊され、浸水して砂まみれになってしまったという。だが、その後地元のピアノ業者が慎重に修理を行い、見事に音がよみがえった。今回はそのピアノを借りて、紅白のステージで櫻井が音を奏でる。復興のしるしとして復活したピアノの調べにのせて、出場歌手や嵐のメンバーが感動の大合唱で「ふるさと」を歌い上げる。
櫻井は「半年かけて再生を果たしたピアノ。それは、いまもたくさんの傷跡が残るものでしたが、どこか澄んだ音色を響かせます。調律師の遠藤さんや福島の子供たちの思いをのせ、“ふるさと”を奏でたいと思います」と本番への意気込みを語る。
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