丸山隆平×平愛梨×片桐仁が織り成す痛快コメディー舞台!

2012/03/02 14:30 配信

芸能一般

舞台「BOB」の演出を務める西田征史、出演者の平愛梨、片桐仁(写真左から)

4月27日(金)より東京グローブ座にて上演される舞台「BOB(ボブ)」の記者会見と囲み取材が3月2日に行われ、出演者の丸山隆平平愛梨片桐仁、そして演出の西田征史氏が出席した。

同作は、丸山、平、片桐がそれぞれ2役を演じ、計6人の登場人物が繰り広げる人間ドラマ。お笑い芸人の春彦(丸山)と妻・夏美(平)は、結婚5年目を迎える。かつては周りがあきれるほどの“バカップル”だったが、今ではささいなことでけんかばかり。そんなある日、夏美はついに離婚を決意し、春彦に離婚届けを突きつけて家を飛び出すが交通事故に遭ってしまう…というストーリー。一見シリアスなあらすじに思えるが、舞台はスピード感あふれる痛快コメディーだ。ドラマ「妖怪人間ベム」や「怪物くん」(共に日本テレビ系)を手掛けてきた西田氏は、「丸山さん、平さん、片桐さん3人の空気で劇場の広さを埋めていただけると思います」と期待を寄せる。

今回、夫婦役を演じる丸山と平。どちらも「初めて台本を読んだ時、一人2役って設定がとても面白くて、早く稽古に入りたいと思いました。いろいろ悩んで苦しんで、本番に臨みたいです」(丸山)、「『舞台は無理!』ってずっと言い続けてきたんですけど、去年ごろから生身の観点っていうものに挑戦してみたいと考えるようになって。そんな時にちょうどこの話をいただいたので、ガッツポーズをするくらいうれしかったです」(平)と気合十分だ。また、丸山が「稽古中、ペアルックしたり同じ食べ物を食べたりしようかなと思ってます」と提案。それを聞いた平が「うな重だけが好きなので…」と明かすと、平は「じゃあ三食うな重でもいいの!?(笑)」(片桐)、「財布のことも考えてね! 毎日“上”は無理だからね!(笑)」(丸山)と総ツッコミを受けた。

西田氏から“天然”と言われた平だが、取材中もずっと天然発言を連発。平が「以前丸山さんと共演した時に“丸中さん”って間違えて呼んでしまって…。今回は謝罪のつもりで頑張りたいです」と謎の(?)意気込みを語ると、丸山は「どれだけ気持ちが伝わるか楽しみですね(笑)」と苦笑いを。また、「既に楽しすぎて(舞台が)終わっちゃった気分」と一人満足げな顔をする平に、丸山らは「勝手に完結しないで!」とツッこむなど、終始仲睦ましげな出演者陣。そんな3人が舞台の上でもどんなコンビネーションを見せてくれるか要注目だ。

なお、タイトルの「BOB」の意味は明かされていない。西田氏は「3~4個の意味が複合しているのですが、劇中で明かされていくのでお楽しみ」とコメントを寄せた。