戸田恵梨香「せりふを覚えられるSPECが欲しい！」

4月7日(土)に公開される映画「SPEC 天」の完成披露記者会見が3月21日、都内で行われ、戸田恵梨香、加瀬亮、伊藤淳史、栗山千明、浅野ゆう子、福田沙紀、神木隆之介、椎名桔平、竜雷太、堤幸彦監督が登壇した。

本作は、'10年にTBS系で放送された人気TVドラマの劇場版。特殊な事件を捜査する“未詳事件特別対策係(通称・ミショウ)”に配属されたIQ201の天才で変人の当麻紗綾と警視庁特殊部隊出身の熱血漢・瀬文焚流が、特殊能力(SPEC)を持った犯人に立ち向かう姿を描く。

劇中では色気ゼロのヒロイン・当麻を演じている戸田だが、この日はシックなロングドレス姿を披露。加瀬が「びっくりしてしまいました。あまりにも見違えるようで」と照れた表情を見せると、戸田は「きょうは朝から加瀬さんとずっと一緒に取材をさせていただいていましたが、この服になった時、加瀬さんから『おお！』って言われて自分もおおって思いました」とうれしそうに話した。

物語の設定にちなみ、キャストたちがそれぞれ欲しい特殊能力(SPEC)を発表。戸田は「台本を1回読んだだけでせりふが覚えられるSPECが欲しいです」と話すと、加瀬は「神木くん演じる一(ニノマエ)の時間を止められる能力です」と回答。一方、堤監督は「作品を赤字にしないSPEC」と大ヒット・シリーズを多数手掛ける売れっ子監督ならではの発言で、観客の笑いを誘った。

最後に、戸田は「『SPEC　天』は、きっと点と点をつなげる1つの点なんだろうなと。また、新たな謎が生まれ、今までの謎が解決し、また新たな魅力が加わった作品になったんじゃないかと思います」と笑顔でコメント。加瀬も「ドラマのころからすごく生意気な作品で、すごく愛着を持ってやってきました。みんなでたくさん工夫をして盛りだくさんな映画になっています」と自信の表情で締めくくった。