「田辺さんを理解することを諦めました」“奔放な夫”に常盤貴子もお手上げ!?

2013/01/25 09:15 配信

ドラマ

制作発表会見に登壇した十朱幸代、常盤貴子、田辺誠一、若松節朗監督(写真左から)

1月26日(土)に放送される「メ~テレ50周年特別ドラマ『ゆりちかへ ママからの伝言』」(テレビ朝日系)の制作発表記者会見が、1月24日に都内で行われ、出演者の常盤貴子、田辺誠一、十朱幸代、そして若松節朗監督が登壇した。

同ドラマは、36歳の若さでこの世を去ったテレニン晃子さんの同名手記が原作。幼いころに父親を亡くした晃子(常盤)は、母・美津子(十朱)と妹・裕子(中村ゆり)と3人で暮らしてきた。夫・亮太(田辺)との結婚後、妊娠と同時にがんが判明するも、出産を決断。美津子と壮絶な親子げんかの末、無事にゆりあを出産するが、その後すぐに余命半年を告げられる。晃子は残された時間を有意義に過ごすため、“娘への伝言”を書き始める…というストーリー。

今作で印象に残ったシーンについて、常盤は「いろいろなシーンが印象に残っているのですが、丘の上で『私はこれから本格的に治療するから、きれいじゃなくなってしまうかもしれないから、写真に撮って…』と夫に言うシーン。このせりふを言うのが、本当に辛くて…。『元気に言わなければ!』と思いながら、心と裏腹なせりふを発するのが辛かったです」と切実な思いを明かした。しかし、重いテーマのドラマだが、撮影現場はことのほか明るいよう。夫役で共演の田辺については「田辺さんとご一緒させていただくのは、何度目かなんですが、途中で田辺さんを理解することを諦めました。どこが分からないのかも、分からない生き物なんです。亮太の役のまんまの方で、こんなにバッチリなキャスティングはないのではないでしょうか」と評し、笑いを誘っていた。

一方、“先制口撃”された田辺は「お姫様だっこした常盤さんがあまりにも軽くて驚きました(笑)。それはさておき、常盤さんは本当にお芝居がしやすくて一緒にいやすい女優さんです。人に対する愛情が深く、受け入れ方が潔くてカッコイイ。今回の役にはぴったりの女優さんですよ」とお返しとばかりに皮肉を入れつつ、常盤の女優としての存在感を絶賛した。

また、若松監督は撮影を振り返り「常盤さんは限られた時間をどれだけ笑っていられるか、田辺さんが男のどうしようもなさ、十朱さんが凛とした強さを素晴らしく表現してくれました。静かなたたずまいのいいドラマになりました」と、自信たっぷりにアピールした。