ジャニーズなのに悪役が多い(!?)風間俊介に「刑事」主演・高橋克典“バク転ができないからじゃない？”

テレビ東京ほかで3月26日(水)に放送する高橋克典主演のテレビ東京開局50周年特別企画ドラマスペシャル「刑事」の試写会と会見が行われ、出演する高橋克典、風間俊介が登場した。

本作は'95年にNHKが高倉健主演で放送した、早坂暁オリジナル脚本「刑事　蛇に横切られる」が原案となっており、妻が犯人に殺害された刑事・秋葉実が、過酷な人生を送りながらも、誇りと信念を持って生きる姿を描く本格刑事ドラマ。秋葉の所轄時代の後輩の村沢巡査が殺害され、拳銃を奪われる事件が発生するところから物語は始まる。現代の世情を反映させ、原案とは異なった新しいストーリーで描かれている。

主人公の秋葉実を演じるのは、3年ぶりのテレ東ドラマ主演となる高橋克典。傷害で検挙した男の逆恨みから妻を目の前で殺害され、犯人を射殺したという壮絶な過去を持ち、葛藤を抱えながら職務を全うすべく犯人を追う刑事役を、高橋は「悲しみだけを抱えて生きる秋葉役は、入り込むと非常にしんどかったですね」と振り返った。

一方、事件の重要な鍵を握る自称フリーターの男を演じる風間俊介は、「空っぽで何も考えていない、だけどむしろそこが魅力に見える男です。何よりも、周りの目上の役者さんたちと対峙して、イメージがどんどん変わって、良くなっていきました。現場に育てていただいた役だと思います」とコメントした。

初共演の高橋と風間だが、「自分にはできない器用さがあって、本当に憎たらしくなってくるんですよ(笑)。怪演でしたね。逆に引っ張ってもらいました」と高橋は語る。憎みあう役どころのため、互いに距離を保ち、あえて壁を作っていたという二人だが、記者から風間への「ジャニーズなのに悪役が多いのではないか？」という発言に対し、高橋が「バク転ができないからじゃない？」と冗談交じりにコメントする一幕も。風間も「そうかもしれないですね。キラキラ感とかもよくわからないし(笑)」とテンポよく返す良いコンビネーションを見せ、会場の笑いを誘った。