WOWOWプライムで2月22日(日)より放送が始まる「連続ドラマW 天使のナイフ」のヒット祈願と、少年法がテーマであることにちなみ「非行少年の更生祈願」が東京・赤坂の豊川稲荷で行われた。
同ドラマは薬丸岳のデビュー作で第51回江戸川乱歩賞を受賞した社会派サスペンス。小出恵介演じる主人公・桧山の妻・祥子(藤本泉)が13歳の少年グループ3人組に殺害され4年が経過。社会復帰した加害者の更生の姿を調べ始めると、少年たちは何者かに続けて襲われ、桧山は再び事件に巻き込まれていくというストーリー。
イベントに出席したのは、物語の中で重要な鍵を握る少年(役名は第1話放送日まで非公表)を演じた村上虹郎、北村匠海、清水尋也とフレッシュな若手俳優3人。約10分の祈願を無事に終え、劇中の学ラン姿で登場した。
3人が並び「(祈願は)あっと言う間だったね」(清水)、「音楽を1曲聞いていたみたい」(北村)、「10分が3分くらいに感じたよね」(村上)と初々しくキャッキャとおしゃべりする姿に思わず報道陣から「不良少年役ってことだけど、絶対3人ともまじめだよね?」とツッコミ。北村は「まじめですね(笑)。DISH//としてイベントなどをしているときは暴れ回ってますけど、学校では勉強をまじめにやってます」と普段の姿を明かした。
素の自分たちと対極にある不良少年という役柄に難しさはなかったのか問われると、清水は「僕はやりやすかった。学生だから抱く感情もあると思うし、そういう年代だからこそ中身があると思うので、そこはリアルに表現できたのかな」と笑顔で振り返った。
村上は「こうして並ぶと一番小っちゃいですけど(笑)、僕は3人の中で実際の年齢が一番上で、中学時代に何してたかあまり思い出せなかったです。中学3年の清水くんがいてくれて、本物がいたので、その勢いに任せました。少年A(清水)の勢いがあったから、B(北村)とC(村上)はついて行く演技に徹することができた」と清水の存在に感謝を述べた。
また、ドラマ初出演となる村上は、父・村上淳出演のWOWOWドラマ「東野圭吾『変身』」などを見て「いつかWOWOWでやりたいと思っていました。WOWOWドラマは映画とドラマの中間にあるようなイメージがあって、民放ドラマとはまた違うんですよね。このタイミングでできたのは、引き寄せ合ったんだなと感じましたね」と胸を張った。
主演の小出について、清水は「控室では優しくしてくれて明るい方。小出さんは日本を引っ張るというか、担っていく俳優さん。これから俳優として頑張らなきゃいけない僕としては、このドラマは貴重な経験になりました」と目を輝かせた。
村上も「2014年の仕事納めと2015年の仕事始めが小出さんでした。また全然違う役柄で共演したいです」と再会を望んだ。
北村は「今回の作品での小出さんの演技を見て、あらため目標とする人になりました。また共演できたらうれしいです!」とラブコール。
北村の言葉を受けて、報道陣から村上へ「目標とする人はお父さん?」と尋ねられると「尊敬はするけど、目標ではない。年上年下関係なく、全ての俳優さんに尊敬の思いを持っています」と力強く答えた。清水は「僕はこの仕事を続けていこうって決心したのが『ヒミズ』('12年)で。その主演の染谷将太さんが目標です!」と回答。村上が「そういえば、今年初の現場ですごい勢いで『染谷さん結婚しましたね!!』って言われた!『あ…そうだね…』って返すしかなかったですね(笑)」と清水の"染谷愛"を暴露。「僕の中で大ニュースでしたもん!」と、照れる様子に会見場は笑いに包まれた。
最後にドラマの見どころについて、村上は「カフェのシーンと、僕たち少年たちが登場するシーンのギャップがすごい。それをつなぐ桧山(小出)がいて、桧山と対峙(たいじ)する僕ら(少年たち)がいる。誰が一番悪いのか、誰が最初に更生するか、目を離さないでください!」大人顔負けのアピールでイベントを締めくくった。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)