杏主演「クロハ」敏腕Pに直撃!『犯人は開始20分に…』

2015/02/20 08:00 配信

ドラマ

2月22日(日)放送の杏主演ドラマスペシャル「クロハ~機捜の女捜査官」のポスタービジュアル!(C)テレビ朝日

“月9”でのコミカルな演技が話題を集めるが主演を務める2月22日(日)放送のドラマスペシャル「クロハ~機捜の女性捜査官」(テレビ朝日系)。放送を直前に控え、結城充考の原作を映像化したドラマの見どころを、「ダブルス~二人の刑事」('13年)や「白銀ジャック」('14年)など、数多くの本格ドラマを手掛けてきたテレビ朝日の敏腕ドラマプロデューサー・中込卓也氏に聞いた。

「クロハ―」は、'09年に第12回日本ミステリー文学大賞の新人賞を審査員満場一致で受賞した「プラ・バロック」を映像化した刑事ドラマ。刑事だった父を持つ主人公・クロハ()は、その父を憎んでいるが、なぜか父と同じ仕事を選んでしまっている…という矛盾した思いを抱え、肉親にも素直に愛情を表現できず、ネット空間に逃げ込んでいる。

事件の謎解きの面白さはもちろん、人が強く温かく生き抜く姿を描くヒューマンミステリーとなっている。出演はの他、池内博之小西真奈美、中村倫也、眞島秀和、福士誠治、野村麻純、小林直己(EXILE)、RED RICE(湘南乃風)、吉田鋼太郎段田安則仲村トオルら。

本作のストーリーは、無機的なレンタル・コンテナから14人の男女の凍死体が発見されることから始まる。第一発見者は、射撃の名手として知られる女性刑事の黒葉佑=クロハで、事件の初動捜査を行う機動捜査隊として関わりを持ったことから、主任刑事・加我(池内)率いる捜査本部に派遣される。

捜査段階で1通の遺書が発見され、加我は早々にこの事件を単純な集団自殺として処理しようとする。しかし、クロハは集団自殺をほう助した首謀者を探すべきだと主張し、加我と対立。クロハは精神科医である姉の諒(小西)に不自然な凍死自殺について意見を求め、諒の「人数分の遺書があるはず」というアドバイスをきっかけに単独捜査に乗り出す。

クロハの地道な捜査の結果、遺体の数よりも1通多い遺書が発見され、まだ自殺していない者がいると発覚。クロハらは残りの一人を探し、想像を絶する悪意が巣喰う、事件の深部へと迫っていく…という物語になっている。

中込氏はアゲハチョウをコラージュした番宣ポスターについて「『とにかくさんがかっこよく見えるビジュアルを!』とお願いしました。そうしたところ、上がってきたプランが全部かっこよかったんです。当たり前ですね、さんがかっこいいわけですから! そんな中、ストーリーとリンクしたアゲハチョウをコラージュしたデザインで、“青い世界”がとても気に入っています。撮影の時も、こちらの狙いを理解したさんがいろんなポーズを取ってくださって、まるでファッション誌のグラビア撮影みたいでした」と自信満々に紹介。

また、ドラマの見どころについては「ちょっと変わった刑事モノです。とにかく、かっこいい映像、雰囲気を意識して作りました。サスペンスとしても十分楽しんでいただけると思います。ドラマ放送開始20分間、この間に出てきた登場人物の中に犯人がいます! ぜひ、推理をお楽しみください! そしてラスト20分…ドラマは意外な展開をし、怒とうのラストへ突っ走ります。間の60分もワクワクドキドキをお約束いたしますので、じっくりとお楽しみください」とアピール。

さらに「さん、テレビ朝日での初主演ドラマです! とてもすてきな原作をいただき、その世界観を余すところなく映像化できました。自信の一作です。ぜひ、ご覧いただき、応援していただければ幸いです。なにせ、原作に続編があるものですから…えへ!」と、早くも次回作への展望をちゃめっ気たっぷりに語った。

キーワード