3月30日(月)よりスタートするNHKの連続テレビ小説「まれ」の取材会が行われ、出演する土屋太鳳、子役の松本来夢、大泉洋、常盤貴子らが出席した。
同作の大きな舞台になるのは石川・能登地方にある輪島市。幼いころ輪島に引っ越してきた土屋演じる主人公・希(まれ)が、さまざまな試練を乗り越え、パティシエになる夢を追いかける日々が描かれる。
希を演じる土屋は、朝ドラヒロインとして初のオープニング曲の作詞を担当。能登で撮影した体験を含めて詞を書いたこともあり、出来上がったオープニング映像に土屋は、「私が能登で見ていた様子が、そのまま(想像通りの)映像になっているので、泣きそうになりました」と感動しきり。
希の子供時代を演じる松本は「本日はご観覧いただきありがとうございます。きょうあらためて、スタッフ・関係者の皆さんの愛情を感じました」と大人顔負けのあいさつを披露。
その様子があまりにもしっかりしていたため、同席した共演者もたじたじに。松本のあとにコメントの順番が回ってきた大泉は、ダメ親父という役柄もあり、「本当に私がダメな大人に感じられてしまう…」と不安を吐露した。
また、試写が行われた第1週は松本が希を演じ、最後に高校生の土屋にバトンタッチするのだが、「(松本がしっかりしているので)私が出てきて、『ちんちくりんだな』って思われちゃうかもしれない」と心配していることを明かした。
さらに土屋は、「立ってくれる?」と11歳の松本を横に立つよう促し、「本当に、あんまり背も変わらないんです(笑)」とアピール。会場が笑いに包まれた。
夢を追いかけ、家族に苦労をかける父・徹役の大泉は、自らの役柄について、「自分は徹ほどダメな男ではないと思う。慎重で、でっかい夢も持たない人間なもので。でも、ついしゃべりすぎて謝ることはあるので、その感じは分かるかな。ただ、徹を演じる上で心掛けているのは、家族への愛情は常にたっぷりあるということ。これは持って演じています」と初の朝ドラ出演に意欲を見せた。
大泉と同じく、朝ドラ初出演になる常盤はオファーを受けた理由を説明。「オファーが来た時、まだヒロインも決まっていなくて、やりたいと思う要素は大泉さん(との共演)しかなかったんです。大泉さんが朝ドラに出るということ自体、日本にとってハッピーなことだなと思ったし、大泉さんと共演できるなら、と引き受けました」と大泉への多大な信頼をあらわに。
また、演出を務める渡辺一貴氏は、試写を見たスタッフから「家に帰って子供を抱きしめたくなった」や「結婚したくなった」との声があがったことを話し、常盤も「能登から横浜へと舞台は変わりますが、ずっと明るいままの作品。朝からアハハッとなれる朝ドラだと思います」と作品を評した。
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