若き日の忌野清志郎を特集、名盤の秘蔵音源を初公開

2015/03/12 00:16 配信

芸能一般

20代前半のころのRCサクセション。破廉ケンチ、忌野清志郎、小林和生(写真左から)

'09年5月2日に亡くなってから6年がたとうとしている忌野清志郎の特別番組が、NHK BSプレミアムで5月2日(土)から2夜連続で放送されることが分かった。

「清志郎、知られざる若き日々」をテーマに、第1夜は初公開のテープを基に作られたドキュメンタリーをオンエア。名作アルバムの舞台裏を描くシリーズ「名盤ドキュメント」の一作として、'76年発表の「シングル・マン」を特集する。

同アルバムは、名曲「スローバラード」「ヒッピーに捧ぐ」などを収録した初期の傑作として知られるが、実は清志郎らが事務所に極秘で録音し作られたものだという。

当時、所属事務所から干され、レコードを作ることも許されず、崖っぷちに立たされていたRCサクセション。そんな中、起死回生を狙い事務所に内緒で制作したアルバムだったため、参加ミュージシャンの顔触れや、どのようにレコーディングされたのかといった記録はほとんど残っていないとされている。

そこで番組では、長年レコード会社の倉庫に眠っていた「マルチトラック・テープ」(各楽器の音がバラバラに録音された状態のテープ)を発掘し、初公開。若き日の清志郎のリアルな息遣いから、名盤の舞台裏をひもといていく。

さらに仲井戸麗市、竹中直人角田光代曽我部恵一ら各界のクリエーターも出演。リアルタイムでアルバム制作に関わった、または聴いた人たちの証言を基に、清志郎の新事実を明らかにする。