映画「ビリギャル」(5月1日・金公開)の完成披露試写会が4月6日に都内で行われた。
舞台あいさつには、出演者の有村架純、伊藤淳史、吉田羊、田中哲司、野村周平、安田顕、松井愛莉と土井裕泰監督が登壇。
同作品は、65万部を突破したベストセラー「学年ビリのギャルが偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(KADOKAWA)を実写映画化したもので、学年ビリの女子高校生・さやかが塾講師・坪田との運命の出会いから慶應大学現役合格を目指し合格するまでの奇跡の実話を、有村架純主演で描く。
高校2年生のさやか(有村)は、中学入学以来、楽しいことばかり追い求め、成績は学年ビリのギャル。母親のああちゃん(吉田)は危機感を抱き、さやかを学習塾の入塾面接を受けさせることに。面接当日、塾講師の坪田(伊藤)は、目の前に現れた金髪、ヘソ出し、超ミニスカ、ギャルメークで現れたさやかに度肝を抜かれてしまう…といったストーリー。
作品について有村は「この映画のお話をいただく前から原作本の存在を知っていて、まさかこの作品を自分がやるとは思っていませんでした。そんな中で、『金髪ギャル』というワードからがさつで男っぽい役のイメージがあったんですが、台本を読んでみると『こんなに魅力的な女の子っているのかな』っていうくらい魅力的で、『演じたい!』って思って、撮影するのが本当に楽しみになったんです」と明かした。
また、ギャルに変身した自分について「初めて見たときは『誰!?』って(笑)。口調も格好も慣れるまで時間がかかったのですが、本当に楽しかったです!」とにやり。
さらに、登場したギャル衣装の等身大パネルの超ミニスカな制服を指さして「これは、はいてません!」ときっぱり。「えっ!?」と檀上で驚く共演者を尻目に、「はいてる感覚がないってことですよ(笑)。スースーしちゃって布巻いたみたいでした」とあっけらかんと語った。
一方、作品内で有村と温かい親子愛を表現した吉田は「私にとって挑戦となる作品でした。親子ならではの遠慮のなさが大事だと思い、はじめから架純ちゃんに対してどんどん遠慮せずに話し掛けてました。一緒にひつまぶし食べに行ったり(笑)。そんな中で、架純ちゃんから『羊さんといると落ち着く』と言われたときは、本当にうれしかった」と告白。
ほか、伊藤が「『舞台あいさつの時に話せるから』って言って、架純ちゃんと野村君と3人で食堂でごはん食べました」と裏話を披露すると、野村が「その時は『(舞台あいさつのことまで考えて備えるなんて)この人たちプロだな』って思いました」と吐露して、会場を沸かせる一幕も。
最後に有村は「この映画は一人の女の子が合格するまでのサクセスストーリーになっているのですが、友情だったり、先生との関係や家族の関係など、本当に愛がたくさん詰まった作品になっています。一人の女の子が頑張ることによって、こんなにも周りの人の心を動かくことができるんだと感じ、みんなが知らず知らずのうちに強い味方になってくれてそっと寄り添ってくれる。そんな作品です」とアピールした。
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