WOWOWプライムにて6月13日(土)からスタートする松山ケンイチ主演の連続ドラマW「ふたがしら」に成宮寛貴、菜々緒の出演が決定した。
成宮は、ことし3月まで放送された「相棒 season13」(テレビ朝日系)後初のドラマ出演、菜々緒は時代劇初挑戦となる。
本ドラマは、松山演じる弁蔵と早乙女太一演じる宗次など盗賊の男たちの巧妙な駆け引きと痛快なだまし合いを描く、新感覚時代劇。
成宮は弁蔵(松山)、宗次(早乙女)らが所属する盗賊一味“赤目”の頭首・辰五郎の死後、その跡を継ぐ甚三郎役を演じる。
菜々緒は辰五郎の妻でありながら、過去に弁蔵と宗次との間にも関係があり、さらに甚三郎と関係を持つ魔性の女・おこん役に抜てきされた。
甚三郎とおこんが率いる新生赤目は、従来の「脅さず殺さず」という赤目のおきてを破り、目的のためなら殺しも厭わない非道な方針を打ち出し、弁蔵と宗次と対立を深めていく。
成宮は脚本を読んだ時のことを振り返り「時代劇という漠然としたイメージだけで読ませていただいたのですが、非常に現代に通じるものやメッセージがある作品だと思いました。どれだけ魅力的な悪役ができるか挑戦したい」と意気込んだ。
赤目一味の頭・甚三郎を演じ「甚三郎を演じてというよりも、今このタイミングでこの作品をやらせていただいたことに意味を感じます。初めて同じ役を長く演じた『相棒』が終わり、そのあとすぐに参加した作品。『相棒』で学んだ事を早く他の作品、役で試したかったし、自分への期待も含めた“挑戦”の意味合いがあった。このドラマに良いタイミングで出合えた気がしています」と並々ならぬ思い入れを明かす。
初共演の菜々緒さんについては「『初めまして』のあいさつからすぐにキスシーンだったりと、二人でのシーンが多かったので、限られた時間の中でどれだけ信頼関係を築いていけるかが、二人の関係性を見せる上で大事だなと思っていました。時間がない中でも現場では互いのやりたい事や、互いの受けのお芝居も自然とやり合うことができたので、僕自身、非常に楽しく撮影ができました。おこんと甚三のラストシーンがお気に入りです!」と自信満々の様子。
一方菜々緒は、脚本を読んで「漫画原作ということで、まず漫画を拝見しました。その後に脚本を。脚本を拝見した時、一人一人の思いや、さまざまな愛の形が垣間見え、いろんな感情が込み上げてきました。やはりこの時代から日本人は人情深いというか、思い、気持ちが強い人たちが多かったのかな、と考えさせられる部分があった」と感想を持ったという。
盗賊一味の頭首の妻を演じて「辰五郎とおこんは、相思相愛。優しく、寛容で、賢い辰五郎を愛しているおこん。男の世界もすごいですが、その世界で生きていくおこんもすごい。弁蔵とも、宗次とも、甚三郎とも、関係を持っているおこんを側における辰五郎も、それを分かっていてそばにいるおこんも、ゆがんでいるけど、愛がある」と役に対する“愛”を語った。
成宮との初共演は「辰五郎の愛以上にゆがんでいるのが、甚三郎との愛。甚三郎の傲慢(ごうまん)な部分とは裏腹に、成宮さんは本当に親切で、時代劇が初めての私にいろいろ気を使ってくださったり、いろいろ教えてくださったり、リードしていただきました。初共演で濃密なシーンが多かったですが、おかげさまでぶつかっていけました」と感謝の言葉を口にした。
【ストーリー】豪放な性格の弁蔵(松山)とクールな色男・宗次(早乙女)は、八王子の飛脚問屋で働いていた。彼らの裏の顔は“赤目”を名乗る盗賊の一味。「脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく」のが赤目の仕事。赤目の頭首・辰五郎を敬愛する二人は、夜な夜な仲間と共に悪人の屋敷に忍び込み仕事に精を出していた。
ある日、辰五郎は二人の手を取り「一味のこと、任せた」と言って息を引き取ってしまう。しかし、姐さん(菜々緒)が預かった遺言状には、辰五郎の弟分・甚三郎(成宮)に跡目を継がせると記されていた。納得のいかない二人は“あること”を成し遂げるため、赤目一味とたもとを分かち、旅立つ決意をする。
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