堤真一 フジテレビ初主演ドラマで危機管理の専門家に

2015/04/27 12:00 配信

ドラマ

7月スタートのフジ系ドラマ「リスクの神様」で初主演を務める堤真一

堤真一が7月スタートのフジ系ドラマ「リスクの神様」で“フジテレビドラマ初主演”を務めることが分かった。ヒロインには、堤とドラマ初共演となる戸田恵梨香も決定した。

堤が演じるのは、さまざまなトラブルに巻き込まれた企業や、個人、そしてその家族を救う、危機管理の専門家・西行寺智(さいぎょうじ・さとし)。

西行寺は、かつてアメリカのGE社や政府関連の危機管理に携わり、数々のトラブルを解決、業界内で“the God of risk”(リスクの神様)と呼ばれる伝説の危機管理専門家。

その手腕を見込まれ、会社周辺、取引先などで起こるトラブル、スキャンダルへの対処のため、日本最大の商社・サンライズ物産の「危機対策室長」として雇われることに。

性格は唯我独尊で、非常に慎重深く、目的のためなら手段を選ばない男。また、マイペースで、いつの間にか相手のペースをコントロールし、懐深くに入り込むキャラクター。

どんな権力にも臆さず、個人よりも会社を救うことで、多くの関係者の人生を守るために尽力するというストーリー。

堤が、フジ系の連続ドラマに出演するのは、映画化もされ大ヒットした「SP 警視庁警備部警護課第四係」('07年ほか)以来、およそ8年ぶり。

堤はこれまでに「やまとなでしこ」('00年)、「恋におちたら~僕の成功の秘密~」('05年)などの連続ドラマなどに出演しているが、フジテレビドラマで主演を務めるのは、今回が初めてとなる。

一方、戸田演じるヒロイン・神狩かおり(かがり・かおり)は、堤演じる西行寺が「危機対策室長」として雇われたサンライズ物産の女性総合職。

東大卒の入社10年目で、電機部門を担当しており、同期で一番の出世頭。帰国子女で、英語の他、中国語やロシア語など数カ国の言語を扱えるマルチリンガル。“契約を取るためならどんな事でもする女”とうわさされる程のバリバリのキャリアだが、強気な性格から上司や同僚とのトラブルが絶えない人物。

■堤のコメント:ここまでハッキリと“企業のリスク管理”をテーマとして扱ったドラマは、これまであまりなかったと思います。 昨今のニュースを考えても、とてもタイムリーだと思いました。

企業側の姿勢や意識を問い掛ける社会派の側面と、ドラマそのものの面白さや愉快さも味わえる、今までにないタイプのドラマです。

戸田恵梨香さんとは数年前に舞台で共演し、つい最近も映画でご一緒しましたが、ドラマでは初めて。どんどん大人の女優さんになってきたなあ、という印象です。

今回、とても難しい役柄を演じられますが、彼女ならできるのは間違いないですし、そんな彼女をサポ―トできれば、と思っています。とは言っても、民放の連続ドラマは「SP」以来なので、実は今、一番心配なのは“体力”です(笑)。

恵梨香ちゃんをはじめ、共演の皆さんもすてきな方々ばかりですから、まずは、気負わずに楽しい現場で、皆さんと一緒に作品づくりに取り組みたいと思っています。

■戸田のコメント:(台本読んで)まず、大人になったんだなぁと思いました(笑)。今まで、そんなことを思ったことはなかったのですが、この“大人の社会”を見て、実感しました。

自分の知らない世界を、台本を通して見ていくと、怖さもありますし、世の中を動かすことには大きな何かが必ずあるのだなと、裏を知ってしまうような気がして、悪いことをした子供のような気分になりました。

堤さんとは、舞台「寿歌(ほぎうた)」でご一緒させていただいたのですが、“ユニークな関西の兄ちゃん”的な存在かと思いきや、周りを俯瞰してちゃんと見ている、内に秘める鋭さを持った方だと思いました。

堤さんが演じられる西行寺にも同じものを感じます。堤さんが西行寺をどう作るのか、楽しみで仕方ありません。“兄さん、ついて行きます!”。

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