テレビ朝日の看板番組である「徹子の部屋」が5月27日(水)で放送1万回を迎える。その記念に会見が行われ、黒柳徹子と27日(水)のゲスト・近藤真彦、東山紀之が登壇した。
同番組は、'76年2月2日(月)から森重久彌を初回ゲストにスタート。放送1万回に至るまで、編集を加えない“生放送スタイル”という黒柳の強い意向を貫き、芸能やスポーツ、医学、文化人など国内外を問わず、さまざまなジャンルのゲストとトークを続けてきた。
放送1万回という大記録について黒柳は「これまで来てくださったゲストの皆さんにお礼を申し上げたいです。ゲストの方々が1回もお休みになられなかったので、延べ1万回を迎えることができました。
また、1万人以上のゲストを調べて、打ち合わせの時に教えてくれるスタッフの皆さんにも感謝しています。みんなでやったことのないことに挑戦でき、ラッキーだったなと思います」と感慨深い様子。
近藤は「家でテレビを見ていたころからの番組の1万回に出していただけたのは、とてもありがたいです。これまでいろんなゲストが出てきた中で、僕たちが出演するのは先輩方に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、幸せだなぁと思います」と語ると、黒柳は「近藤さんはことしでデビュー35周年なのよね」と話し始め、「徹子の部屋」ならではのトークを繰り広げた。
一方、東山は「マッチさんの背中を追い掛けて黒柳さんを見ていました。歌番組の時に、マッチさんが『黒柳さ~ん!』と声を掛けているのを見て、非常に憧れていました。そんな憧れの黒柳さんの記念すべき1万回にマッチさんと一緒に出させていただいて本当にうれしいです。ますます元気に頑張っていただきたい気持ちになりました」とコメント。
また、1万回まで続けてきたことに関して「スタッフもテレビ朝日も忍耐強い。私が『続けたい』と言っても、テレビ朝日が『もう辞めましょう』って言ったら終わりですからね。私が『50年までやろう』ってテレビ朝日の社長に言ったら、『全然聞かないで(誰にも相談しないで勝手に)決めてんですか』って言われちゃったのよ(笑)。『社長さんに聞かなきゃね』って言っちゃうくらい、自由な感じがあって良い会社だと思います(笑)」と語った。
さらに「今まで一番大変だったことは?」という質問には「どの方が一番面白かったとか、大切だったとか申し上げますと、絶対番組が成り立ちませんからね。そういうことを1回も言わなかったからこそ、続けてこられたと思っています。ここに来てくださった方は、5分や10分の短いインタビューじゃなくて、話さなきゃなんないと思ってるんで、来たからには話してくださいますねと全面的に信頼していますから、どの方も話してくださいます。そりゃまぁ(大変だったことは)多少ありますけど(笑)」とポツリ。
最後に、「(『徹子の部屋』の放送から)40年の間に結婚しなかったのは、自分でもどうかと(笑)。しようと思えばできましたけど、後悔はしてないです。ただ、16歳の時に見てもらった手相の人に『結婚は遅いです。すごく遅いです』と言われて、しないですとは言われなかったの。あと、10年の間に何が起きるか分からないけど、それはそれでうれしいなと思いますね(笑)」と会場を笑わせた。
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