アニメ“攻殻機動隊”新ストーリー詳細&キャスト発表

2015/05/26 14:07 配信

アニメ

アニメ「攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」に登場する新キャラクター“パイロマニア”役に津田健次郎が決定!

TOKYO MXほかにて放送中の「攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE」(毎週日曜夜10:30-11:00ほか)の新作エピソードの詳細が発表され、新キャラクターを津田健次郎が演じることが分かった。

本作は、近未来を舞台に、陸軍所属の全身義体化されたサイボーグ・草薙素子三佐が、高度化した電脳犯罪に立ち向かう特殊部隊“攻殻機動隊”を創設するに至るまでを描いた劇場上映アニメ「攻殻機動隊 ARISE」シリーズを再編集。さらに6月20日(土)より公開の映画「攻殻機動隊 新劇場版」にリンクする完全新作エピソード2話を加えたテレビアニメシリーズとなっている。

完全新作エピソードとなる『PYROPHORIC CULT』は、6月7日(日)に第9話、6月14日(日)に第10話の前後編としてTOKYO MXほか順次放送を予定している。

物語は、2029年1月に荒巻率いる公安9課が米軍情報部から、ニューポートシティ郊外で発生した航空機爆破テロの共同捜査の要請を受けるところから始まる。

事件の容疑者として挙げられたのは、疑似記憶を植え付ける電脳ウィルス「ファイア・スターター」のブローカーとされる、通称“パイロマニア(放火魔)”。

パイロマニアは、ホヅミ大佐を殺害するためにカルテルから派遣され、自身を追跡していた米軍情報部員を航空機ごと爆破テロによって殺害したとされる。そこで、草薙はホヅミ大佐の身柄をえさに、パイロマニア捕獲のための包囲網を敷く。

本作の新キャラクター“パイロマニア”は炎を自在に操り、「ARISEAA」シリーズを通して事件の発端、物語の核となる「洗脳・ゴーストへの侵入・疑似記憶の形成」を一度に行う電脳ウィルス“ファイア・スターター”の信奉者。

この役を演じることに決まった津田は「『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を初めて見たとき、こんなに静かで深いSF映画がありうるのだと、とても強い印象を受けました。僕が演じたパイロマニアは、初登場でたき火を見詰めているのですが、SF作品らしからぬ自然の中のシーンで、そこからしてパイロマニアの異様な雰囲気が伝わってくると思います。感情を抑えて淡々としゃべるキャラクターで、どこまでせりふにエネルギーを込めていくか苦労しました。パイロマニアは草薙素子と対峙(たいじ)しますが、決して熱い戦いではなく、むしろ静かな戦いで、とても『攻殻機動隊』らしいものだと思います」とコメント。

また、シリーズ構成を担当する作家・冲方丁は「パイロマニアは素子が肯定するものを否定し、否定するものを肯定する存在であるため、素子の敵であり同時に社会の敵としても立ちはだかります。#09、#10では、既存の組織構造からはじき出されている素子が、それでも現場へ入り込んでいって自分のやるべき仕事をもぎ取っていく、そういう素子の“戦い方”が一番強調されたストーリーになっています」と見どころを語った。

なお、「攻殻機動隊 新劇場版」公開直前の特番放送が決定。TOKYO MXでは5月31日(日)夜10時30分から「『攻殻機動隊 新劇場版』6.20公開!!25分でわかる ARISE SP」を、6月21日(日)夜10時30分からは「『攻殻機動隊 新劇場版』公開記念!!25年を25分でおさらい SP(仮)」と題して放送する。