井上真央主演の大河ドラマ「花燃ゆ」(NHK総合ほか)で、高杉晋作の妻・高杉雅を演じる黒島結菜にインタビューを敢行した。'13年に「NTT docomo LTE」のCMなどで注目を集め、「ごめんね青春!」('14年TBS系)をはじめ話題のドラマへも次々に出演を果たしている黒島。演じる雅やその夫・高杉晋作の人物像、また共演者とのエピソードを語ってもらった。
――ここまで高杉雅を演じてきて、どんな女性だと感じていますか?
雅は自分に自信を持っていて、周りを気にせず“自分は自分”と思っている女性ですね。監督にも“凛としている女性”と言われたんですが、思っていることをすぐに、はっきりと口に出してしまう。周りから見たらちょっと嫌な子かもしれないんですが、その中にもかわいらしさを持っている子だなと思っています。
――史実では夫の高杉晋作が亡くなってからも、雅は生涯再婚せず独身を通していますが、その生き方についてはどう思いますか?
すごくすてきだなと思います。私も撮影が始まる前に調べたんですが、最後まで誰とも結婚しないで家を守って生涯を終えたというのを見て、本当に格好いいというか…。ずっと夫を愛して再婚しないというのは、雅は当時まだ若かったので大変だったと思います。
――演じてきて、雅と自分とで共通点や違うなと思う点はありますか?
考えていることは、割と一緒ですね。あまり周りを気にしないところとか、晋様(晋作)のようなモノを知っている、いろいろ経験している人を格好いいなと思う点とか。でも、雅のように思ったことを全部口に出すということは、私はあまりしないかもしれないです。
――主演の井上真央さんと一緒にお芝居をされての印象は?
真央さんは、スタッフさんともよく話をしていて、みんなとすごくコミュニケーションをとる方です。現場に入る時も、誰もよりも大きな声で、みんなに届くようにあいさつしていて。それに対してスタッフさんも大きな声であいさつを返すので、真央さんが来ると現場が明るくなります。
みんなのことをよく見ていて、スタッフさんに冗談っぽく声を掛けたり。いつか主演でドラマや映画をやることがあったら、そういうことができるようになりたいなと思って見ています。私にも「おはよう!」って、すごく近い距離なのに手を振ってくれるんです(笑)。おちゃめな部分もあるし、すごくすてきな人だなと思います。
――黒島さんから見て高杉晋作の魅力はどんなところですか?
時代の先を見て、今の日本を変えようとしていて、一人でも行動するところですね。「久坂はつまらんから俺はこうする!」と一人で上海に行ったり。一人でも行動に移せるのは魅力的だし、格好いいなと思います。この時代は熱い人が多かったですけど、今はそうそういないじゃないですか。“一つ先を行く”“みんなを引っ張っていく”という部分ではいいなと思います。
――晋作と雅とのカップルはどういう風に映りますか?
雅も「私が男だったら…」と考えるような、割と今どきっぽい(考え方をする)子だし、晋様は新しいものに興味を持って“日本を変えるんだ!”という人で、目指しているものが似ていると思います。似た者同士ってなんかいいなって思います。
【「花燃ゆ」出演の黒島結菜 “母親役”に奮闘中!へ続く】
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)