「奇跡を望むなら…」「明日がくるなら」など切ないバラードで泣かせ、本場ニューヨーク仕込みのセクシーなジャズで酔わせるJUJUが、独特の歌声の秘密を語る。
JUJUが出演するのは、異なるジャンルで活躍する二人が交互にインタビュアーとなって対談する「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」(NHK Eテレ)。芸歴35年を数える久本雅美が、「今まで一度も会ったことがない人」かつ「いい女」と話をしたいと指名した。
久本にとっては、「歌が好きで好きでたまらないんだろうなー」と思えるJUJUの姿が、「笑いが好きで好きでたまらない」自分自身と重なるという。
だが、指名を受けたJUJUはというと、「子供のころからTVで見てきたザ・芸能人!」の久本に緊張気味。実は結構な人見知りで上がり症だというJUJU、久本は持ち前のトーク力で徐々にその心を開かせていく。
JUJUといえば、「MTV Unplugged」(米・MTV)に、日本人女性アーティストとして初となる現地スタジオ出演を果たした実力派シンガーだが、実は、デビュー後全く売れない時期があった。
「これが売れなかったら契約終了」と言われて出した曲こそ、大ヒット曲「奇跡を望むなら…」だったという。それまでの歌い方を激変させて手に入れた“JUJU喉”の秘密を明かす。
一方、久本は“劇団の原田知世”と呼ばれ中途半端にかわいい容姿に悩みながら、必死でネタを考えた駆け出し時代を語る。
笑いの才能が開花した伝説の舞台から、好きな人の前で下ネタを演じ切れない自分に悔し涙を流した日まで、「笑い」に全てをささげてきた半生。中でも、死に際の母親が久本に言い残したという言葉は号泣必至だ。
笑いあり、涙ありの女性同士の赤裸々トークを存分に味わってほしい。
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