「痛烈なせりふと闘います」武井咲が内館脚本に挑む!

2015/06/29 21:43 配信

ドラマ

「エイジハラスメント」の会見に登壇した瀬戸康史、小泉孝太郎、武井咲、稲森いずみ、杉本哲太(写真左前列から)、原幹恵、要潤、麻生祐未、吹越満、内藤理沙(写真左後列から)(C)テレビ朝日

7月9日(木)からテレビ朝日系でスタートするドラマ「エイジハラスメント」の制作発表記者会見がテレビ朝日で行われ、武井咲稲森いずみ瀬戸康史要潤内藤理沙原幹恵杉本哲太吹越満麻生祐未小泉孝太郎が登壇した。

同ドラマは、内館牧子の同名小説をドラマ化した作品。内館自身が脚本を担当、連続ドラマとしては「汚れた舌」('05年TBS系)以来10年ぶりの登板となる。

総合商社・帝都物産の新人社員・吉井英美里(武井)が、社内にはびこる嫉妬やいじめにまみれたさまざまなハラスメントに敢然と立ち向かう姿を描く。役員になるという志を持って入社した英美里は、“社内の何でも屋”である総務部に配属され、不満を抱きながらも、実家の借金返済のため仕事をこなしていく。

しかし、英美里は男性社員から若さと見た目だけを重用され、それに嫉妬する女性社員にいじめを受け始める。そんな状況に耐えられなくなった英美里は、ついに“総務の女王”とうわさされるほどの逆襲を始めていく。

意欲、能力、若さと美貌を併せ持ったヒロイン・英美里を演じる武井は「クランクインしたばかりなので、模索しながら撮影しています。今の時代に突き刺さるストーリーになっていますし、これだけのキャストの皆さんと内館さんが書く痛快なせりふの掛け合いをするので、ちょっと闘っていくのは不安ですけど、打ち勝っていきたいです」と告白。

企業の中で男女の醜い本音を描く内館ならではの脚本については「『テメエ、五寸くぎぶち込むぞ』というせりふは気になりますね。最初はピンとこなかったんですけど、五寸くぎって調べてみたら、たくさんの画像が出てきたので分かりました。心が痛くなるせりふが多くて、この先も面白いせりふを他のキャストさんに発していかなきゃいけないと思うと、今も変な汗が出てます(笑)」と心情を明かした。

そんな英美里とぶつかり合う上司・大沢百合子を演じる稲森は「内館さんと10年ぶりにご一緒させていただいて、女性の年齢の心の内をうまく演じていきたい」とコメント。

小泉は「内館さんから台本をいただいた時、せりふを言葉にするのは怯みました。例えば『25歳以上の女は女じゃない』とか『女は家庭に入るときれいじゃなくなるからな』とか、心に突き刺さるので、3カ月後には多くの女性を敵に回すことになると思います(笑)。一番の使命は、世の中の男性の本音担当部門だと思って、思いきってせりふを言いたいと思います!」と決意を表明した。

また、会見のためにイラストレーター・五月女ケイ子が“エイジハラスメント”の世界観を描いた絵が登場。武井は「もともと五月女さんのイラストが好きだったので、とてもうれしいです! 小っちゃく書いてあるコメントがものすごくシュールですね(笑)」と大満足の様子。

さらに、『きょうから会社と闘います』と書かれた大きな黄色い旗を持った主人公の英美里にちなみ、この夏闘いたいことを旗に書くという企画では、武井は“痛烈なせりふと闘います”と書いた旗を披露。「これまで反逆していく役はなかったので、たくさんフラストレーションをためて、思いっきり演じていきたいと思います」と意気込みを語った。