ことしでシリーズ10周年の渡瀬恒彦主演ドラマ「警視庁捜査一課9係」(テレビ朝日系)が、7月1日(水)にいよいよ最終回を迎える。
最終回のストーリーは、フランス・パリで開催される菓子職人コンクールに出場することになった倫子(中越典子)の出発が近づく中、セレブ女子大に通う奈津美(緑友利恵)が殺害される事件が発生する。
検証現場で直樹(井ノ原快彦)は、研修で一緒だった城(高橋光臣)と再会。所轄署に所属する城は、優秀な捜査一課9係の手足となって働くと倫太郎(渡瀬恒彦)らにアピールする。
やがて、真澄(原紗知絵)による解剖の結果、死因は絞殺だったことが分かり、右目にだけカラーコンタクトをはめていたことが確認される。
志保(羽田美智子)と村瀬(津田寛治)は、奈津美の同級生から話を聞くが、奈津美は恋人の部屋に帰ることが多く、寮にはあまりいなかったという。一方、青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)は、その恋人・亀井(内野謙太)から事情を聞くが、既に城から事情聴取を受けていた。
どうやら城は9係の捜査を先回りするように、単独で事件を調べており、協力すると言いながら足を引っ張る態度に、青柳らは鼻白む。それでも、直樹は城を信じ、彼には何か事情があると考えていた。
直樹は城と会い、城が1年ほど前に失踪した茜(大久保聡美)という女子大生の行方を探していることを知る。茜は失踪前、ある喫茶店で店員の川北(松本実)という男とトラブルになり、それが原因で川北が店を解雇される事態を起こしていた。
城は逆恨みした川北が茜の失踪に関与していると確信しており、娘を捜し続ける茜の母・千春(古村比呂)も、そんな城を信頼している。
今回殺害された奈津美は、茜と同じ大学に通い、しかも川北と同じ店でアルバイトをしていたことが分かり、城と直樹は防犯カメラの映像から奈津美を尾行する川北を発見する。
家宅捜索を行い、城は川北の部屋から奈津美のカラーコンタクトを発見。奈津美殺害容疑で川北を逮捕し、これで茜失踪の真相も明らかになると思われた。しかし、直樹は“ある疑念”を抱え込む。倫太郎もその検証に立ち合った、直樹が抱える“疑念”とは何なのか。
そして、9係ファンなら誰もが気をもんできた直樹と倫子の関係。パリへ旅立つ倫子に直樹が下した決断とは…。本筋のストーリーはもちろん、二人の結婚の行方も温かく見守りたい。
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