大河ドラマ「花燃ゆ」(NHK総合ほか)の第3部“大奥編”が、7月12日(日)からスタートする。
「花燃ゆ」は吉田松陰の妹・文(井上真央)を主人公に幕末の動乱や家族の絆、長州志士たちの生きざまを描く青春群像劇。
第2部の終わりで夫・久坂玄瑞(東出昌大)を失った文は、兄や夫がなぜ死ななくてはならなかったのかを藩主に問うため、奥御殿で働いて藩主の前に出られる身分を目指すと決めた。
女中見習いとして奥御殿に飛び込んだ文は、水くみから仕事を始める。しかし、そのころ長州藩は、イギリスをはじめとする四カ国艦隊から攻撃を受けていて、敗戦必至の状況だった。
藩主・毛利敬親(北大路欣也)は、停戦の交渉役に高杉晋作(高良健吾)を指名。晋作の父・小忠太(北見敏之)は文の元を訪れ、息子に交渉の場で身に着ける正式な装束を届けてほしいと頼み込む。講和に反対する勢力が暗躍する中、男ではかえって危険と白羽の矢が立ったのだ。
文も、正式に女中として認められること条件に、任務を受け入れる。だが、講和に反対する勢力といえば、すなわち攘夷派。松陰門下で攘夷運動を進めてきた品川弥二郎(音尾琢真)や野村靖(大野拓朗)らこそ、高杉が講和の使者を務めることに強く反発していた。
しかし、高杉にも単に負けを認めるつもりはなく、再開を果たした文にその真意を告げる。
下関戦争の講和交渉でイギリス側の通訳を務めたアーネスト・サトウは、交渉に臨む高杉の姿を「魔王のように傲然と…」と記録している。魔王・高杉は、どのように欧米列強から長州藩を守るのか。
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