「猫侍」北村一輝、かわいすぎるスター猫「あなご」と登場

2015/08/21 15:44 配信

映画

コワモテ剣豪・斑目久太郎役の北村一輝と玉之丞役の猫あなごPhoto:Arata Kato

“まだら鬼”の異名を持つコワモテの剣豪・斑目久太郎と、白猫・玉之丞のツンデレな関係が多くのファンの心を捉えて離さない癒やし動物時代劇「猫侍」。2015年9月5日には劇場版第2弾『猫侍 南の島へ行く』が公開される。本作では原案や共同脚本にも名を連ね、制作にも力を入れる主演の北村一輝にインタビューを行った。

作品の見どころについて尋ねると「この映画は作り手側の目線があるのでまだ客観視できていない」と前置きした上で、「話が奇想天外にテンポよく進むので、深く考えずに気軽に見られるところ。楽しくてあっという間に終わってしまいます」と話す。

前作の「猫侍」は北米最大の日本映画祭「JAPAN CUTS」で上映され、ニューヨーカーにイスから転げるくらい笑ってもらえたという。これを受けて今作については、「今回は前作と比べてより分かりやすく、田舎のおじいちゃん、おばあちゃんが孫と一緒に見られる作品。作り手や役者が作品のクオリティよりも、楽しんでもらうためだけに徹した映画。そういうのも必要じゃないかと。酷評をくらってもOKです」と笑顔で語った。

また、取材には玉之丞を演じる猫、あなごも登場。本作では、玉之丞が黒猫と恋に落ちる設定だが、その舞台裏ではケンカばかりしていたそうで「あまりにも仲が悪くて大変でした。そのせいでエンディングが少し変わってしまったんですよ(笑)。脚本も書き換えました」という衝撃の事実を明かした。

「前回のドラマで猫がたくさん集合したときは、猫にも性格の合う合わないがあり、学校のクラスみたいで。あなごは高いところに上り大人しくみんなを見下してるタイプ。俺も見下されてましたよ(笑)。一歩上を行かれている感じですね」とあなごのスター性あふれるエピソードも語ってくれた。

プライベートでも動物好きという北村は「近くにペットショップがありますが見ないようにしています。撮影で家にいなかったりするからなかなか飼えないのに、見ると飼いたくなってまいってしまう」。「飼うとしたら猫ですか?」という質問に対しては「猫か、大きい海ガメか、ナマケモノか、ブタがいいですね。ブタはすごくかわいいけど大きくなったら100キロくらいになっちゃうんですよね」と笑顔で語り、意外な一面も見せてくれた。

最後に読者へのメッセージとして「この作品は家族で、特に小さいお子さんがいる方にぜひ見てもらいたいです。そんな作品を作りました」と語った。