押井守監督の最新作「東京無国籍少女」が、7月25日(土)から新宿バルト9ほかで公開される。それを前に7月16日、押井監督、主演の清野菜名、金子ノブアキが出席して都内でトークイベントが開催された。
本作は「血まみれの暴力描写」「最低限のCGI」など、押井監督が「アニメの専売特許を実写でやった」と語るサスペンススリラー。かつて天才と呼ばれながらも事故で心に傷を負ってしまった女子高校生・藍(清野)。心休まらない憂鬱(ゆううつ)な日々が、藍の中で目覚めた“なにか”によって崩れ始めていく…。
今回が映画初主演となる清野について、押井監督は「書類を見た時に、一人だけ明らかに今風じゃない子がいたんですよ」と起用理由を紹介。
また、金子については「映画『THE NEXT GENERATION -パトレイバー』('14年、'15年)で1回、キャスティングしかけたことがあるんですよ」と話し、金子は「それを聞いて、事務所への不信感がハンパないです」と不満を口にした。
ストーリーが大きく動くラスト15分の展開について、清野は「今までの日本映画になかったんじゃないかと思うくらい衝撃だと思います」と興奮気味にコメント。
「俺が出ていない場面が超面白いんです」「アクションシーンが弾着の1カ所だけだった」など自虐的な発言が多かった金子は、清野のアクションシーンについて「超強いんです!」「戦っている時に、スカートがヒラッてなるのが超かわいいんですよ(笑)」と絶賛した。
一方、「映画監督として依然として進化中」という押井監督は、「アクションだけでなく、色っぽい映画でもあります。エロもやってみると、意外と楽しい(笑)。しばらくエロと暴力でやってみようかな!?」と新たな分野への挑戦をにおわせた。
最後に、清野は「自分自身もかなり気合を入れて本気で挑んだアクションなので、いろんな人に見てもらいたいです」とメッセージを送った。
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