和田正人「日に日に橋爪さんに対する愛が強まって…」

2015/08/06 07:00 配信

ドラマ

「最強のふたり~京都府警 特別捜査班~」で大和田良太を演じる和田正人

毎週木曜に放送中の橋爪功名取裕子のW主演による木曜ミステリー「最強のふたり~京都府警 特別捜査班~」(テレビ朝日系)で、京都府警捜査一課の刑事・大和田良太を演じる和田正人にインタビューを敢行。演じる良太の役どころについてや、“最強のバディー”橋爪・名取の印象、現場でのエピソードなどを語ってもらった。

――今回の役どころを教えてください。

京都府警捜査一課・夏木班の若手刑事・大和田良太を演じます。東雲刑事(橋爪)と夏木班長(名取)を驚かせてしまうほどの“ゆとり世代”の刑事です。でも、ゆとりだからこそベテランの人たちには見抜けないような犯罪も、若い感覚で解決してしまうこともある。特に良太は人の良さが売りの刑事です。夏木班長や東雲刑事と二人で行動していて、場面ごとにバディーが変わるんですが、割といろんな場所に神出鬼没に現れる刑事の役です。

――現場の雰囲気はいかがでしょうか?

京都・太秦の東映撮影所は、これまで僕が経験してきた現場とは一味違う独特の雰囲気というか、スタッフさんも職人気質でテンポもとても速い印象です。チンタラやっていたら時折ピリっとするような空気感もあって、最初に入ったときは周りの様子をうかがってビクビクしながらやっていたのですが、その雰囲気も慣れてくると居心地が良くなってきました。

現場に入るまでは、名取さんは少し怖い方なのかなって勝手に思っていましたけど、全然そんなことはなくてとても優しい方。橋爪さんは「箱根駅伝」を毎年ご家族で旅行がてら見に行くらしいんですけど、僕が以前走ったことがあるという話をしたらすごく興味を持ってくださって。割と早い段階で仲良くさせていただけるようになりました。

先日も橋爪さんが名古屋で舞台に出られていたのですが、僕が休みの日に見に行って、楽屋でごあいさつをさせていただいたり、帰りのタクシーにご一緒させてもらったり、とても面倒見のよいアニキ肌の方で時間がたてばたつほど居心地がいい和気あいあいとした現場になっています。

たまに撮影の合間にショートコントのようなやり取りをされていたりとかもしていて、それを周囲で見て笑うとか、とにかく楽しくやらせていただいています。他のメンバーの方もベテランばかりで、いろんなことを教えてもらいながら日々過ごしています。

――先日、徳間葵役の柳ゆり菜さんにお話を聞いた時、橋爪さんはスタッフの方にあだ名を付けていると聞いたんですが、和田さんは何か付けられましたか?

僕は役名が大和田良太なんですけど、実名は和田正人で、役名が実名に近いんです。この現場では、「和田」とか「大和田」っていろいろと人によって呼び方が違い、どちらも飛び交っていて混乱しそうです。さらに、「リョウタ」という名前が僕の実の兄と同じ名前なので、ますますごちゃまぜに(笑)。

そんな中、橋爪さんだけは僕のことを「正人」って実名の下の名前で呼んでくださるんです。それにキュンとしちゃって、日に日に橋爪さんに対する愛が強まっています。やっぱり下の名前で呼ばれるとドキっとしますよね?(笑)

それをサラッと言ってくれるんです。そういうところが格好いいし、橋爪さんってとても色気がある方だなぁと。橋爪さんが舞台に立たれている姿を見たのですが、その姿が本当にすてきで。橋爪さんは弁護士の役なのですが、2時間ちょっとずっとしゃべり続けていました。思わず「よくせりふ覚えましたね!」って言ってしまったら、「大変だったよ~」とおっしゃってましたけど、全然大変そうなそぶりは見せていませんでした。

立ち居振る舞いも格好良くて、僕も70歳を越えたときにこんな大人になれていたら『自分の人生は成功だな』と思える気がします。本当に素直にいずれ橋爪さんのようになりたいって思いました。

――では橋爪さんの印象は以前と比べて変わったということでしょうか?

去年、7月クールに放送された「ゼロの真実~監察医・松本真央~」(テレビ朝日系)でもご一緒させていただいていて、その時は一緒のシーンがなかったのでほぼお会いできませんでした。それこそ、打ち上げで初めてきちんとお話させていただいたくらい。

でも、その時に打ち上げのごあいさつをされているのがとても面白くて!「想像していた雰囲気と違うなあ」と漠然と思っていました。ユニークでちゃめっ気があるからこそ、そのドラマで共演していた佐々木蔵之介さんなどの後輩の俳優さんみんなに慕われているんだろうなと。それがその打ち上げで感じ取れました。もう少し固い人というか真面目な方というか、物事をたんたんと処理する職人肌のような方なのかなと想像していたんですけど、ちょっと違う魅力的な方です。

和田正人「トレイルランをしてみたいです」へ続く。同記事は8月6日(木)の正午ごろに掲載予定】