松坂桃李と木村文乃が恋人同士の機捜刑事に

10月クールのフジテレビ系火曜夜10時枠に、松坂桃李主演ドラマ「サイレーン」(仮題)が放送されることが分かった。

同ドラマは、山崎紗也夏による同名漫画「サイレーン」を原作にしたクライム・ラブサスペンス。現代的な犯罪に挑む2人の機動捜査隊員の活躍と、美貌に隠された正体不明の女との対決をスピーディーな展開で描いていく。

主人公・警視庁機動捜査隊(通称キソウ)の里見偲(さとみ しのぶ)を松坂が、機動捜査隊の刑事・猪熊夕貴(いのくま ゆき)を木村文乃が演じる。

仕事上ではコンビを組み、ライバル関係にある里見と猪熊は実は恋人同士という設定で、職場にその関係がバレたら即異動になるため、2人だけの秘密にしている。

そんなある日、変死体発見現場で2人は謎の美女・橘カラ(たちばな から)と出会い、運命が大きく変わり始める。

里見は次々と起こる猟奇殺人の現場にいつも現れるカラを気にし始めるが、2人は警察をあざ笑うカラの狂気に翻弄(ほんろう)されていく。

ゴールデン・プライム帯の民放連続ドラマで初主演となる松坂は、「すごくうれしいです。ドラマの主演自体は今までもあるんですが、ゴールデン・プライムタイムでの連ドラの主演は初めてで。楽しみな気持ちも不安もありますが、今は期待の方が大きいです。(ドラマが)終わった後に、初めて主演したのが『サイレーン』で良かったなと思える作品にしたいなと思っております」と心境を語った。

また、木村との共演については「4回目なんですよ。やり過ぎですよね(笑)。でも、それぐらい信頼できる、それこそバディーといいますか、恋人同士の関係性というのはちゃんと築けると思います。思いっきりぶつかっていけるなという、安心感みたいなものはあります」とコメント。

そして、「今回は愛するものを守るというのがテーマになってくると思うので、しっかりとその部分を描きつつ、カラが出てきたときには視聴者の皆さまをゾクッとさせられるよう、しっかりとチーム一丸となって作品を届けていきたいです」と意気込んだ。

一方、木村は「(出演が決まった時は)『銭の戦争』('15年1～3月フジテレビ系)でお世話になったこのチームで、またドラマ作りに参加できることをとてもうれしく思いました」とコメント。

松坂との共演については「何度も共演をさせていただいていますが、はっきりと年上、先輩、そして恋人同士と言う間柄は初めてになります。劇中では先輩として背中を押す力強さを持ちたいですし、猪熊のむちゃしがちな部分はやれやれと思いながらも支えてもらえたら、面白くなりそうな気がしています」と期待を寄せた。