“悪女”天海祐希「持ちうる限りの色気で頑張ります」

2015/08/13 10:02 配信

ドラマ

天海祐希が連城三紀彦の名作ミステリー「私という名の変奏曲」で悪女を演じる

天海祐希が、10月2日(金)夜9時から放送される金曜プレミアム スペシャルドラマ「私という名の変奏曲」(フジテレビ系)で“悪女役”を演じることが分かった。天海がフジテレビドラマに出演するのは、「ガリレオ第2シーズン最終章」('13年6月放送)以来、約2年3カ月ぶり。

「私という名の変奏曲」は、連城三紀彦作の日本ミステリー史に残る名作ともいわれる作品。華麗なファッション業界を舞台に、一人のモデルの死をめぐり、複雑な人間模様を描いていく。

天海が演じるのは、華やかさとどす黒い欲望が渦巻くファッション業界で、世界のトップモデルにまで上り詰めた美織レイ子(みおり・れいこ)。

台本を読んだ天海は「役柄的に私に合わないのでは、と思ったんですけど、いや、役柄だから楽しくやればいいんじゃないかと思いました。ずいぶん年齢もさばを読んでいますが(笑)、世界的トップモデルなんて全然柄でもないんですけれども、自分とかけ離れたところにある役というのは面白いですね。

また、こんなにも素晴らしい俳優の方々を脅すような役もめったにできないので、すごく今は楽しくワクワクしながらお芝居をさせていただいています」とコメント。

悪女ということについて「周囲から悪女と思われても、当の本人にとっては悪女ではないと思っているはず。だから、あまり関係ないのかなと。でも、持ちうる限りの色気で完全武装して、いま日々頑張っています! これだけかと思われるかもしれないですけど(笑)」と意気込む。

「すごく魅力的な脚本と、ダークで魅力的な女性の役をいただきまして、とても自分が試されるというか、そんな毎日を送っております。しかも、豪華な共演者の皆さま一人一人と、深い、人間の怒りとか憎しみとか欲望とかがぶつかり合うお芝居ができるっていうのはなかなかないことなので、すごく幸せです。

今までに私が演じてきた役柄とは違うので、楽しみにしていただきたいです。トリックや誰が犯人だったっていうことに興味を持ってもらえるのはもちろんだと思いますが、人間ドラマとして楽しんでいただけるミステリーになっています。ぜひ、楽しみにしていただけたらうれしいです」と視聴者に向けてメッセージを送った。

天海の他、遠藤憲一夏木マリ、市川猿之助、生瀬勝久緒川たまき若村麻由美キムラ緑子玉山鉄二らが出演。

玉山は、連続テレビ小説「マッサン」('14年9月~'15年3月NHK総合ほか)以来となるドラマ出演。ドラマ「BOSS」('09年ほか)シリーズでは天海の部下役だった玉山が、今度は天海演じるモデル死亡事件の裏に隠された複雑な人間関係に気付き、独自に捜査を進める警部補を演じる。

【あらすじ】美織レイ子(天海祐希)は、東洋の小さな真珠とたたえられた美貌で世界を魅了するトップモデル。しかし同時にそのエキセントリックな言動と奔放な恋愛遍歴で、常にスキャンダルでマスコミの注目を浴びる文字通りのスターでもあった。

そんな彼女がある日、自室で遺体となって発見される。第一発見者は家政婦の太田道子(キムラ緑子)。レイ子の体内からは青酸カリが検出され、警察は捜査を始める。