激震続きの「民王」、今度はあの人情派がスキャンダル

毎週金曜に放送中の遠藤憲一と菅田将暉のW主演ドラマ「民王」(テレビ朝日系)。総理大臣の父・武藤泰山(遠藤)と息子の翔(菅田)だけでなく、泰山と敵対する憲民党の蔵本志郎(草刈正雄)とその娘・村野エリカ(知英)までもが入れ替わっていたことが判明するなど、第3話が終わったところで“政界”に激震が走っている。

そして8月21日(金)放送の第4話では、入れ替わり親子を支えてきた人情派官房長官“カリヤン”こと狩屋(金田明夫)に更迭確実の危機が訪れる。

前代未聞のスキャンダルに巻き込まれ、武藤内閣の存続すらも危うくしてしまった狩屋は「自分を切ってくれ」と泰山(見た目は翔)に懇願。「政治は“義理と人情”」を公言する泰山でさえも、今度の事態には更迭を考える。

しかし、翔(見た目は泰山)にとってはそんな大人の事情など聞く耳を持たない。幼少期から自分をかわいがり、父・泰山と苦楽を共にしてきた狩屋をそんな簡単に切っていいものなのか、と大学生ならではの言い分で父に食って掛かる。

入れ替わり後、いろいろなことはありつつも協力し合って難を乗り越えてきた泰山と翔が見せる、初めての親子の衝突。果たして二人は分かり合うのことはできるのか、そして狩屋の運命は…。

さらに第4話では入れ替わった息子と娘(翔とエリカ)が急接近。翔と同じ大学に通うエリカは“女子力男子”として女の子たちと戯れ、その上勉強もロクにできない翔をバカにしているフシがあったが、父・泰山と入れ替わり総理大臣として奮闘している姿を見て少しずつ彼のことを見直していく。

一方の翔も、同じ境遇に立たされているエリカのことを優しく気遣う。しかし翔にはいちずに思いを寄せる真衣(本仮屋ユイカ)という存在が。当の真衣も翔(中身は泰山)のことが気になっている様子で、何かとエリカ(中身は蔵本)と仲良さそうにしている翔を見てはヤキモキ。

そんな翔とエリカの急接近シーンを一足先に公開する。しかし、第3話のような美男美女の急接近ではなく、そこは前述通り入れ替わっている二人のため、必然的に“おじさんパラダイス”いや、失礼。シュールな接近戦となっている。

入れ替わり事件と政治問題の裏側で、ひそかに進行している“おじさんビジュアル”の若者たちの淡い恋模様と三角関係(？)の行方やいかに。