毎週日曜夜10時30分から日本テレビ系で放送中のドラマ「デスノート」。9月13日(日)放送の最終回を目前に控える中、主演の窪田正孝らがついにクランクアップを迎えた。
最後のシーンとなったのは、月(窪田)の父・総一郎(松重豊)の葬儀のシーン。妹の粧裕(藤原令子)や参列者たちが悲しみに暮れ、模木(佐藤二朗)らが今後の捜査の方針について立ち話をしている中、月の携帯電話にメロ(優希美青)から連絡が入るという緊迫した展開に。
シリアスな場面ではあったが、撮影の合間は出演者同士やスタッフらと笑顔で談笑するなど、あいにくの雨の中でも現場の雰囲気は良好そのもの。弓削智久が撮影した写真を見てみんなで笑い合っていたり、この3カ月で“キラ対策室”の結束もより深まった様子。
全てのカットを撮り終えると、この日クランクアップを迎えた7人のキャストに花束が渡され、スタッフ一丸となって無事オールアップを迎えたことをお祝い。キャスト陣もクランクアップに際してのあいさつを行った。
刑事部長・郷田健二役の小久保丈二は「毎回ワンシーンが多かったので、最後に月くんとお会いできて良かったです。心残りとしましては、キラ対策室に行かなかったので、L(山崎賢人)やニア(優希)、ミサミサ(佐野ひなこ)に会えなかったこと。あと、生リュークと生レムもちょっと見てみたかったなと。
『デスノート2 新たなる闘い!』もしそんな企画がありましたら、対策室のオペレーターかなんかで結構ですので、また呼んでいただけたら幸いです」と、ユーモアを交えて語った。
夜神粧裕役の藤原は「粧裕ちゃんは縛られたり、お兄ちゃんがダークヒーローだったり、お父さんが殺されちゃったり散々でしたが(笑)、私は、きっと(粧裕は)この先幸せになれると思います。私もこの3カ月間幸せでした!」と、役柄と自身をリンクさせつつコメント。
相沢周市役の弓削は「この3カ月間は、本当に夢のような時間で楽しかったです…」と語ったところで涙ぐみ、特に弓削と現場で親しくしていた前田公輝が号泣し始める一幕も。
続けて「あんまり泣くつもりなかったんですけど、先輩共演者や一流のスタッフさんに助けられて、何も無い自分を良く見せていただいて本当にありがとうございました。そして、主演の窪田くんの芝居に、また本当に役者魂を揺さぶられまして。本当にこの作品に出られて良かったなと思います」(弓削)と思いを明かした。
号泣していた松田桃太役の前田も、落ち着きを取り戻してあいさつ。「前々からずっと大好きだった先輩方、憧れだった方々と一緒にお芝居させていただいたこの3カ月は、本当に日々うれしく感じさせていただいておりました。
きょうちょっと冷えてますけど、夏の暑さを忘れるくらい、楽しい現場を作っていただいたスタッフの皆さん本当にありがとうございました。これからこの『デスノート』という作品を糧に、また頑張っていきたいと思います」と語った。
模木完造役の佐藤二朗は、「この撮影中に弓削と(前田)公輝と何回か飲みに行きまして、そこで当たり前のように『どの女性スタッフがタイプか』という話になりまして…」と語りだすと、意中のスタッフの名前を挙げ、「顔も服も声も笑い方も、全てドンピシャです」と告白。
そして「今決めた。俺妻子いるけど結婚する!」とまさかの宣言をするも、「止めても無駄。恋の暴走列車は止まらないから!…このフレーズが言いたかっただけです。お疲れさまでした!」と見事にオチをつけ、スタッフの爆笑を誘った。
ワタリ役の半海一晃は「本当にいろいろあった『デスノート』でした。山あり谷ありで、最後どうなるのか誰も分からないような結末になっていましたが、きょうここ(クランクアップ)までたどり着くことができました。
きょうは雨ですが、僕が撮ったラストシーンはとてもきれいに晴れました。これはちょっと奇跡だなと思いました。午前中、あの時間だけ本当にくっきり晴れて、Lのお墓の十字架の後ろがすごいきれいな青空になっていて。
こういう話なので、何か見てくれている人にも報われる気持ちが欲しいなと思っていた中で、あの青空が見られたことはとてもよかったです。やっぱりオレは晴れ男なんだと確信しました! ありがとうございました!」と述べた。
最後に主人公・夜神月を演じた窪田正孝があいさつ。「本当に、お疲れさまでした。正直な話、この役は背負うものがすごく大きくて、やっぱり原作を実写化する、それをドラマにするっていうことの重さと、役を背負う責任というものを、今回感じさせていただきました。
原作が大好きな人たちとか、ドラマを見ていない方たちからも、意見や感想はたくさんあったと思うんですけど、それでも今いるこのメンバーでできたことが幸せだし、だからこそ本当に胸を張って、『自分がやった“デスノート”はこのデスノートだ』って心から思います。
それくらい、この作品で皆さんと出会えたことが本当に幸せでした。誰よりも現場にいて、スタッフさんの顔を見られることが本当に幸せで、本当に、一人じゃ何もできないなっていうことを痛感しました。だから本当に皆さんが大好きです。『デスノート』が大好きです。
出会えたこの機会をいただけたことに感謝をして、これからも頑張ります。本当に3カ月間、ありがとうございました」と涙ながらに締めくくり、スタッフからも盛大な拍手が送られた。
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