往年の人気アクション海外ドラマ「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」の、オリジナルキャストによる吹き替えを追加収録した「コンプリート ブルーレイBOX」が12月25日(金)に発売。発売を記念した取材会に吹き替えを担当した声優の磯部勉と富田耕生が登壇した。
「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」はアメリカで制作され、日本では'86年9月から'87年10月に日本テレビ系で放送されたテレビシリーズ。
敏腕パイロットのホーク(声=磯部勉)は、ベトナムで行方不明になった兄を捜し出すことと引き換えに、CIAが開発した最新鋭のスーパーヘリ“エアーウルフ”に搭乗。親友のドミニク(声=富田耕生)ら仲間と共に世界各地で巻き起こるさまざまな事件に立ち向かっていく。
12月25日(金)に発売される「コンプリート ブルーレイBOX」では、「エアーウルフ」をオリジナル・フィルムから完全HD化。日本語吹き替えがなかった約1時間45分に及ぶシーンに磯部、富田、戸田恵子らオリジナル吹き替えキャストによる吹き替えを追加収録している。なお、アークエンジェルを担当した故・家弓家正の代役は、銀河万丈が務めている。
主人公・ホークの吹き替えを担当した磯部は「この作品は初めてのテレビシリーズで、アテレコもやったことがなかったので、必死になってやっていました。僕にとっても記念の作品です」と当時を振り返る。
ホークの親友・ドミニクの吹き替えを担当した富田も「普通のジェット機よりも早いヘリコプターがすごくて、派手なアクションが楽しくて、毎回スタジオに行くのが楽しみでした。普通のアテレコよりも思い入れがあります」と印象を語った。
また、新アテレコの感想を聞かれた磯部が「あらためて作品を見たら、当時の声はやはり若くて、今と違っていて大丈夫かなとちょっと心配しています」と答えると、富田は「いい声してるよ。大丈夫だよ」と太鼓判、「俺の声は当時も現在も“老け”てるから」と自虐気味に返した。
また、ホークのパートナーであるケイトリン役を吹き替えた戸田恵子からビデオメッセージが届き「久々に作品を見て聞いて、自分の声の若さにびっくりしてしまいました。あんなかわいらしい時期があったんだなと(笑)。ヘリを作っては壊し、爆発シーンもたくさんあり、とにかくすごい迫力あるシーンばかりで、テレビシリーズではなく毎回映画の吹き替えをやっているような感じでした。
磯部さんはクールな役でご自身の声にぴったり。富田さんと絡むシーンが多く、当時、ど新人の私をかわいがっていただいたのをよく覚えています」と思い出を語った。
当時の戸田について磯部は「すごいハキハキしていて滑舌が良くて、とても上手な方という印象」と語り、富田も「あまり物おじしない子で、新人という感じがしていなかった。当時からしっかりしていた」と賞賛していた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)