テレビ東京系ほかで放送中のバラエティー「和風総本家」(毎週木曜夜9:00-9:54ほか)の看板犬・豆助の16代目がお披露目され、早くも話題となっている。
初登場となった10月15日の放送では「旬の小鉢」のコーナーで、その魅力をいかんなく発揮。豆助はきれいに垂れた耳と端正な顔立ち、生後45日とは思えない力強い足取りで、大きな尻尾を振りながらタッタタッタと元気に古い日本家屋の長い廊下を駆ける。
家族のいる部屋の前でピタッと止まり「入ってもよろしいですか?」と言いたげな視線。なぜか後ろ足がハの字に開いてへっぴり腰になっている姿に、レギュラーの東貴博もたまらず「なんだその足は! かわいい!」と興奮。
ことし9月まで「サザエさん」(フジテレビ系)でフネの声優を務めたナレーション兼おばあちゃん役の麻生美代子が「こっちおいで」と豆助を呼び込むと「わーい!」と飛びつく。多くの視聴者が「おばあちゃん役になりたい!」とうらやむ瞬間だ。
放送の中で、東は「歴代の豆助はずっとかわいいんだけど、16代目はイケメンというか、スタイルがいい!」と絶賛。同じく萬田久子も「(顔立ちや佇まいが)しっかりしてるね!」とコメントした。
長年豆助の撮影を見守り、撮影期間中の豆助と寝食を共にしているドッグトレーナーの遠藤和博さんは、16代目の性格について「動きにメリハリのある子ですね。家でも現場でもとにかくよく走って、止まったと思ったら寝ちゃうんです」と明かす。
実際、9月に都内のハウススタジオで行われた収録では元気に走り回り、人に抱っこされるとものの数秒で寝てしまうを繰り返していた。
浅川政樹ディレクターは、16代目の決め手について「縫いぐるみみたいに真ん丸とした15代目とは対照的に、“THE柴犬”なシュッとした顔つき、たくましさがある。耳が垂れていて、毛の色も明るくて、きれいに生えそろっているのもかわいいですよね」と熱弁し、胸を張った。
廊下でのシーンの撮影中、遠藤さんや浅川ディレクターらスタッフを悩ませたのは、「おそらく歴代最速」(浅川ディレクター)という豆助の走るスピード。1本目の本番では、先代が11秒かけてヨタヨタと走った廊下をなんと4秒で“走破”。カメラマンが「こりゃ、(尺が足りないから)麻生さんに早口でナレーションしてもらうしかないな!」と冗談で現場を笑わせる一幕も。
そこで豆助のお昼寝直後に撮影再開。先代豆助よりも少ないテイク数で撮影を終えると、スタッフたちに「偉かったね」「よく頑張ったね」と労いの言葉と大好きな“なでなで”をもらい、再びスタッフの腕の中でスヤスヤ。
「まめー!」と呼ばれると「はいはーい!」と大きな尻尾を揺らして楽しそうに走ってくる姿に「16代目豆助、けなげですね」と浅川ディレクターに伝えると「けなげ! 確かにその言葉がこの子にはぴったりかも!(笑)」と目を細めた。
16代目の姿は約半年間、'16年3月ごろまで見ることができる。
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