11月1日(日)夜8時からは大河ドラマ「花燃ゆ」(NHK総合ほか)第44回が放送される。
前回放送では、美和のふるさとである山口・萩で士族反乱が発生。首謀者で松下村塾出身の前原一誠(佐藤隆太)や美和のおい・小太郎(広田亮平)、叔父・文之進(奥田瑛二)らが命を落とした。
今回の放送では、深い悲しみに包まれる美和と義兄・楫取(大沢たかお)の元に、懐かしい物が届く。
萩から群馬・前橋に戻った美和は、子供たちの教育事業に力を入れよう奔走する楫取を支える。だが、反乱で家族や親しい人を失った悲しみを楫取の前でさらけ出してしまった美和は、楫取に対し恥ずかしさとぎこちなさも感じていた。
そんな折、松下村塾の塾生で今は神奈川県令となった野村靖(大野拓朗)が美和たちを訪ねてくる。野村は、美和の亡き兄・吉田松陰(伊勢谷友介)が最後に記した「留魂録」を持ってきたのだった。「留魂録」といえば、美和の亡夫・久坂玄瑞(東出昌大)が戦乱に散った際、一緒に失われたもの。だが、松陰は2冊目を用意していたのだった。
紆余(うよ)曲折を経て奇跡的に戻ってきた兄の言葉を目にし、美和たちは自らも志を果たすことを決意する。楫取は自らの足で県内を回り、美和も母親が学ぶことこそが子供たちにとっても重要だと、地元の有力者の妻・せい(三田佳子)たちに訴える。
新しい日本人を育てるという志を立てた美和。今回は、懐かしい右上がりの文字を前に、自らの志を見詰め直すことになる。
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