【監獄観察日誌】宮城大樹「精一杯役作りをしました」

2015/11/08 06:00 配信

ドラマ

「監獄学園―プリズンスクール―」で、アリ好きな謎の男子生徒・ジョーを演じる宮城大樹にインタビュー!(C)2015平本アキラ・講談社/「監獄学園」製作委員会・MBS

MBSで11月8日(日)に第3話を迎える注目のドラマ「監獄学園‐プリズンスクール‐」で、連続ドラマ初出演となる宮城大樹にインタビューを敢行。

投獄される男子生徒のうちの1人、ジョーを務めている宮城。アリを溺愛し、常にフードをかぶっている謎めいた存在で、いつも咳き込んでいる役柄だ。見た目は病弱そうに見えるジョーとは正反対のイメージがある宮城の熱い役作りに迫った。

――本作に出ることになっての感想は?

ただただうれしかったです。もともと(ジョーが)細い役柄だったので、そのために体重を落としました。このオーディションがあるって聞いたのがオーディションの2日前だったので、その2日でまず2kg落としました、少しでもジョーっぽく見えるように。それで、最終的には4週間で10kgくらい落としましたね。

(自分より演技経験のある)そうそうたるメンバーがそろっていて、僕はあまり芝居をしたことがないけど、格闘技をやっていたので体重を落とすことに関しては皆さんよりできると思うので、そこで皆さんにくっついていければなと思って(笑)。自分ができる精一杯のことで役作りをしました。なるべく(体を)鍛え抜かれてないようにしました、病弱っぽく見えるように。

――劇中では、役柄上ずっとフードをかぶっている状態ですがやりにくくないですか?

やっぱり視野が狭くなってしまうので、きっかけのタイミングがよく分からなくなってしまって、シンゴ(矢野聖人)、ガクト、アンドレ(ガリガリガリクソン)がよく隣にいたので、手で合図してもらったり、きっかけをもらうことが何回かありました(笑)。

――現場では劇中同様、男子の仲はいいですか?

現場ではあまり話さなくて、終わった後にみんなで飲みに行ったりしました。矢野くんやガリさんと演技とかの話をして「ああ、こういう考えなんだ」って勉強にもなりました。

あと、僕がもともと時生くんのファンなんです。時生くんとか矢野くんとか普段は和気あいあいとしてるんですけど、現場に入ると目付きが変わって役に入る感じが見ててすごく勉強になります。「こういうふうに切り替えるんだな」って、直接は聞かないんですけど雰囲気で感じながら、僕もジョーに入り込めるように心掛けてました。

――ジョーと自身が似てると思うところはありますか?

僕はテンション高い系なんですけど、ジョーは基本落ち着いているので、その辺はどうしようかなって悩みました。でも、いきなりテンション上がる部分は似てるなって思いました(笑)。

――咳で演じるシーンが多いですがどうですか?

咳って難しいですね。リハーサルの時に監督に「咳のバリエーションを増やしておこうか」言われたりして自分なりに考えて3つくらい作ったりしました。結局1つの咳だけでやっていこうかってことにはなったんですけど、咳で感情を表すのが大変でしたね。あと、(ジョーは)声の低いイメージだったんで、低い声を出すように心掛けました。もっとせりふ量が多かったら声枯れていたかもしれないです(笑)。

――印象に残っているシーンは?

花(森川葵)や芽衣子(護あさな)のアクション、そして僕らのやられっぷり(笑)。そこは見てほしいなって思います。僕はもともと“M寄り”なので(笑)。でもジョーはあまりやられないので、みんながやられてる時はちょっと蚊帳の外って感じで、もうちょっとやってくれてもよかったかなとも思います(笑)。

――後半戦のみどころは?

後半の方になってくると、最初より仲良くなっているので、男子らしい友情だったり馬鹿さだったりを見てほしいです(笑)。

――今後やってみたい役などありますか?

自然体の、等身大な役をやってみたいです。あと、映画やドラマももっとやってみたいですね。エンドロールで自分の名前を見るのはすごい感慨深いものがあるので、今回もそれを楽しみにしています(笑)。

■本作は平本アキラ原作の人気漫画を実写ドラマ化した作品。懲罰棟(通称:プリズン)に投獄された主人公・キヨシ(中川大志)ら男子生徒5人と裏生徒会の美女3人のバトルを描いている。

第3話では、キヨシは千代(武田玲奈)との相撲デートのため、そしてガクト(柄本時生)は「関羽雲長&赤兎馬フィギュア」を手に入れるために脱獄計画を進めていく。見事に脱獄を成功させ、相撲デートを楽しむキヨシだったが、脱獄に使用した女装用の制服が千代のものだと発覚し絶体絶命の危機に陥ってしまう。