テレビ東京で'16年1月1日(金)に放送される「共感百景~痛いほど気持ちがわかる あるある~」第3弾(夜0:20-1:50)の収録が行われ、収録後に劇団ひとり、西加奈子、羽田圭介、吉田敬が取材に応じた。
本番組は、'14年から正月特番として放送されているバラエティー。あるテーマに基づいた「あるあるネタ」を“共感詩”として披露するイベント「共感百景」のテレビ番組化で、今回第3弾を迎える。
MC・劇団ひとりや解説で歌人・小説家として活躍する東直子をはじめ、芸人、作家、ミュージシャンと多彩なメンバーが参加する、文学、笑い、感動満載の新ジャンルエンターテインメント。
第2弾で最優秀共感詩を受賞した吉田靖直は、ボーカルを務めるバンド・トリプルファイヤーのライブのため、番組冒頭に現れないなど独特の空気の中、本番がスタート。
収録では「家族」や「恐怖」、「テレビ」などのお題に独自の視点からとらえられた珠玉の詩が発表された。
東から一つ一つの詩に丁寧な解説や評論がつく光景に、初出演の吉田は「こんなにほめてもらえるなら書きがいがあるわ!」と興奮。
同じく初出演となったケンドーコバヤシは「刑務所育ちの俺の言葉が共感してもらえるか不安」と笑わせながら、“ケンコバワールド”で番組を盛り上げた。
収録後、羽田は「同業者とこれだけ共演するのは初めてでした。詩の書き方は学んだことがなかったので難しかったですが、楽しかったです」と安堵(あんど)の表情。
東から「短い言葉で、人の視点を変えられる」と絶賛された西は「あるあるを見つけるコツというか、小説を書く上で『違和感』が大切だと思っています。見た目に合わないスマホケースの人がいたら、覚えてなくてもいいけど、違和感を持ってみる。その積み重ねが共感につながっているかも」と笑顔を見せた。
吉田は「『これって分かってもらえるのかな』と思って共感してもらえるのと『イケるやろ!』って思ってそうでもなかったりする、そのギリギリの線を狙うのが楽しかった」とコメント。
収録で吉田は、異性から耳を舐められることの“あるある”を題材に詩を書き「それはあるあるなのか」と詰め寄られる一幕もあったことを振り返り「あれもっとみんな笑うと思ったんですけど!」とギリギリゆえの“ヒヤヒヤ”があったことも明かした。
最後に、MCを務めた劇団ひとりは「出てくるお笑い芸人が面白いのは当然なんだけど」と前置きをした上で「異業種の方にこんな面白い人たちがいるということを発見できる番組です。
作家さんたちの日常に対するアンテナの張り方は芸人並み、いや芸人以上かもしれない。度肝を抜かれる面白さですよ!」と収録の手応えに胸を張った。
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