――ドラマ「監獄学園─プリズンスクール─」(TBSほか)、「南くんの恋人~my little lover」(フジ系)の主演作2本が放送中の中川大志。秋クール最注目男子の素顔を直撃!「監獄学園─」では、全寮制の元女子高に入学した主人公・キヨシを演じている。
中川:キヨシは、とにかく熱くて一生懸命なやつです。女子風呂をのぞくことに全力を注ぐバカなんですけど、そんなところが彼の魅力。今までに演じたことがない役なので、僕自身も全力で演じました
――原作は累計700万部突破のコミック。実写化には期待だけでなくプレッシャーもかかる。
中川:原作漫画が尋常じゃない画力とアングルとコマ割りで、めちゃくちゃ面白いんです。ある意味、漫画でこの作品は完結してしまっているんですよね。だからそんな作品を実写化するのは一大事だなと思いましたし、キヨシを演じるのも生半可な気持ちではできませんでした。今回の実写化は、原作を丸写しすることを目指しているわけではないんですが、撮影中に漫画からヒントをもらうことが多かったですね。現場には必ず漫画があって、カメラアングルと役者の動きが成立しなかったときに、「漫画だとどうだっけ?」と照らし合わせながら動くと、見事にハマるんですよ。すごく不思議な体験でした。共演者、スタッフ全員が、いいものを作らなくてはいけないという覚悟の下、挑んだので胸を張って世に出せる作品ができたと思っていますね
――一方、「南くんの恋人~my little lover」(フジ)に南瞬一役でも出演中。まさに引っ張りだこの状況をどう思うのだろうか。
中川:「南くん─」はドラマ化されるのが4回目になる作品です。今回は原作とはストーリーや結末がガラッと変わっていたり、キャラクター設定も一新されているので、新しい作品として楽しんでいただけると思いますね。僕自身としては、「監獄学園─」と「南くん─」の2作品の放送が同時期になったことに驚いています。主演をさせていただくのは、お仕事を始めたときからの目標だったんですけど、こんなに早く、しかも2作品同時期にかなうなんて、数年前の自分は全く想像していませんでしたから
――大人びた表情とは裏腹に、苦手な食べ物も多いとか(笑)
中川:子供のころはすし店で、卵とか納豆巻きとか子供が好きなネタばかり食べてました。ワサビも嫌いで、本当にお子様でした(笑)。高校1年のときに、ふとお刺し身を食べたらおいしい!って感じたんです。肉もカルビよりホルモン好きになりました。
――最後に、夢をかなえた今だから考える、これからの目標は?
中川:印象に残る役者になることです。主役だろうと、脇役だろうと「この役は彼にしかできない」って言ってもらえるようになりたいですね。今回の2作品は対極なキャラクターで演じていて楽しかったですし、見た方を「これも中川大志なの!?」って混乱させられたら、役者冥利に尽きますね
profile●なかがわ・たいし='98年6月14日生まれ、東京都出身。B型。'09年にドラマデビュー。主演映画「通学シリーズ 通学途中」が公開中。また、'16年1/10日放送開始の大河ドラマ「真田丸」(NHK総合W)への出演も決定
「監獄学園─プリズンスクール─」は毎週(火)夜1:11-1:41TBSほかで放送中。女子風呂のぞきの罪で「裏生徒会」の美女に学園内の懲罰棟に捕らわれたキヨシら5人が、脱獄に挑む姿を描く。12月1日(火)放送の第6話では、退学処分を下された(中川)ら男子5人は、裏生徒会の陰謀を暴くため、ある作戦に打って出る。
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