東山紀之が中島裕翔&神山智洋と共演でむちゃぶり!?

2015/12/05 06:00 配信

芸能一般

新春時代劇「信長燃ゆ」の取材会に登場した近衛前久役の寺尾聰

テレビ東京系で'16年1月2日(土)に放送される「新春時代劇『信長燃ゆ』」(夜9:00-11:58)の取材会が東映京都撮影所で行われ、主演の東山紀之をはじめ、栗山千明中島裕翔石丸幹二寺尾聰神山智洋が登場した。

本番組は、毎年1月2日に放送される「新春時代劇」シリーズで、38作品目となる'16年は、安部龍太郎の同名小説をドラマ化。織田信長(東山)の「本能寺の変」までの1年半を、史実とフィクションを織り交ぜスリリングに描く。

信長を初めて演じることについて「時代劇を続けていく上で、やりたい役、そしてやらなければならない役の一つ。運命的な縁があって今回演じることができ、その喜びを持ちつつ撮影に臨んでいます。信長はさまざまな作品で描かれていますが、今回は『本能寺の変』の前の約1年半で、政治家として成熟期を迎えている時期。その中で、近衛前久役の寺尾さんたちとの親交や闘いを通じて信長をより深く知っていこうと思っています」と意気込みを見せた。

また、取材会当日は、信長(東山)、東宮・誠仁親王の妻である勧修寺晴子(栗山)、信長に仕える森蘭丸(中島)、その弟・森坊丸(神山)が撮影。安土城で、天下統一を目前にした信長(織田)が喜びに酔いしれ、3人の前で能の演目「敦盛」を舞うシーンを収録した。

舞のシーンを振り返り「信長が『敦盛』を踊るのはドラマの見せ場の一つですが、僕は日本舞踊を習っていたので、なんてことはなかったです。ただ、信長は型破りな人だったから、能の絶対的な型をちょっと変えさせてもらいました。新しい『敦盛』を作りたいと振り付けの先生に相談して、喜びの表現を含めた今回の形になっています」とアレンジがあることを明かした。

東山は「信長のイメージが強い役者は?」という質問に「僕はやっぱり萬屋(錦之介)先生の信長。豪華で、まだ若いころの信長像というのが印象に残っています。高橋英樹さんや役所広司さんなどさまざまな役者さんも演じていますよね」とコメント。

自身が信長を演じることについて「この時代、誰が味方で誰が敵か、いつどうなるかも分からない。『敦盛』の一節にもありますが『人生50年』というほどの短命時代。安心して過ごせる時代ではなかったと思います。現代もある意味、戦国のような時代ですから、僕がやることによって何を感じてもらえるか楽しみです」と期待を寄せた。

会見では、緊張でうまくろれつの回らない中島に「かみかみだよ(笑)」とツッコミを入れたり、神山から「ジャニーズWESTのメンバーが僕と東山さんの共演に、みんな(おそれ多くて)『ヤバッ』と言っていた」と明かされ、照れ笑いを浮かべる一幕も。

2人の後輩の印象を問われると「まず、後輩と共演するといろいろごちそうしなきゃいけないんでね。金がかかります、TOKIO以来だな」と会場を笑わせた。

その一方で「22歳の2人は、本当によく食べる。よく食べるのはすごく元気ということですから、それが一番かな。今まで話す機会がなかったけれど、2人とも話してみると非常に面白いキャラクターを持っている。スタッフにもかわいがってもらってますし、そういうものをこれから積み重ねていってほしい」とエールを送った。

そのコメントにそれまで緊張の表情だった神山は「本当にありがとうございます!」、中島は「ごちそうさまです!」と笑顔で頭を下げた。

「信長は、人間として非常に繊細であり大胆。ある年齢を経てからじゃないと演じられない人物」と語る東山は「僕自身は信長を人間としてはそんなに好きではない。こんなに人を殺してる武将もいないぐらいで。ただ、どうしてそういう人間になっていったのかは非常に興味がある」と複雑な思いがあることも告白。

さらに、「歴史の中でいろいろ語られている人物ですから、歴史をひもとくことによって現代が見えるじゃないですけど、僕らの役を通じて、これからのよい人生のために活用してもらいたいと思います」と見どころを語った。

会見の最後に東山は「じゃあ、裕翔に会見を締めてもらおうか」と突然のむちゃぶり。あたふたしながら会見を締めくくった中島は「東山さん怖いです~!」とこぼすと「締まりましたねえ、Hey! Say! JUMPのおかげで♪」とニヤリ。

これで終わりかと思いきや、フォトセッションで「ここは神山に仕切ってもらおう。『目線こっちです』って指示して」と次の“攻撃”が。神山は覚悟を決めた様子で「大丈夫ですか? それでは、皆さん撮ってください!」と切り出すも、取材陣はオロオロ。すかさず番組広報が仕切り役を引き取ることに。

東山は信長さながらの“してやったり顔”で会場を後にした。