日本テレビ系では、1月クールのプラチナイト木曜ドラマ「マネーの天使~あなたのお金、取り戻します!~」の放送が決定。
同ドラマで、小籔千豊と片瀬那奈がダブル主演を務めることが明らかになった。
同ドラマは、“ゼニの街”大阪を舞台にした一話完結の勧善懲悪ヒューマンドラマ。さまざまな事情で金銭トラブルを抱えてしまった依頼人を助けるため、メキシコ料理店の店主・栗原理佐(片瀬那奈)ら法律の素人たちが奮闘する姿を描く。
小籔が演じるのは、人を疑うことを知らない超真面目男・竹内茂。会社でミスを押し付けられたり、貸した金が返ってこなかったりと、社会に出てから持ち前の正直さを利用され、損な人生を歩んできた。
現在無職の茂は、真面目さが空回りしスーパーのアルバイトにすら採用してもらえないありさま。家賃も払えず家を追い出されそうになった時、かつて勤務していた食品サンプル工場の社長と再会。茂は未払いとなっていた給与の存在を思い出し、その時の給与を支払ってもらおうと考える。
片瀬演じる理佐は、メキシコ料理店「アンヘラ」を営む傍ら、弁護士を目指して勉強中。実地を兼ねて店の中に“金銭トラブル無料相談窓口”を開設しており、給与未払いの件で泣き寝入りしかけた茂に救いの手を差し伸べる。
さらに個性派キャストが脇を固め、ダブル主演の二人をサポート。竹中直人が演じるのは、主人公たちと敵対するお金もうけ第一主義の超やり手弁護士・殿村賢一郎。毎回理佐たちが請け負う金銭トラブルを解決する際、さまざまな妨害を企む。
また、メキシコ料理店の女子高生アルバイト役として、豊富な法律知識で理佐をサポートする菅原円役を葵わかな、SNSを自在に使いこなす井上アリス役をNMB48の矢倉楓子、体当たりの潜入捜査で活躍(?)する武蔵川華子役をフェアリーズの藤田みりあが演じる。
小籔は今作が連続ドラマ初主演。吉本新喜劇に続き、ドラマでも座長を務めることになった小籔は「吉本新喜劇座長、山田洋次監督の映画、そして朝ドラにも出たので、経歴だけ見たら“演技ができるヤツ”みたいに思われるんですけど、ごまかされんといてくれと。
お芝居のお話をいただく時は、『メチャメチャ演技ヘタやけど、それでもいいかどうか確認してくれ』ってマネジャーにいつも言うんです。今回も心の広い監督さんが『ヘタでもいい』ということだったので、やらせていただくことになりました。
片瀬さんや他の共演者の皆さんに支えていただいて、クランクアップまで何とか頑張れたらいいなと思っております」と謙遜気味に抱負を。
今回演じる竹内茂の役柄については「僕は茂みたいに人を信用しないタイプなので、ほとんど自分自身とかぶってないと思います。どちらかと言うと、僕は疑いまくる。基本8割はそうですね。
あとの2割は『こいつはエエ奴や』とムチャムチャ信用して、実はそうじゃなかったという経験もあるので、茂の気持ちが分からんでもない部分もありますね」と、自分とは正反対に近い役柄の印象を語った。
一方、理佐を演じる片瀬は「理佐はとても前向きで、困っている人を放っておけない正義感が強いタイプ。自分の意思をしっかり持っていて、“江戸っ子”っぽい感じをイメージしています。下町の頼りになるお母さんみたいな雰囲気を出せたらいいなと思っています」と、既に役のイメージが膨らんでいる様子。
ダブル主演を務める2人は、今回がドラマ初共演。まくし立てるトークが持ち味の小籔だが、このドラマでは片瀬の方が攻撃的な設定となる。片瀬は「いつもの小籔さんで来られたらケチョンケチョンにされるんでしょうけど、今回は私がケチョンケチョンにできると思うので楽しみにしています(笑)」と劇中の設定を喜んでいた。
番組のテーマに合わせ、過去の金銭トラブルについて尋ねると、片瀬は「一緒に食事をしているとき、決まって会計の時間になると眠くなる人がいるんです(笑)。『寝ているからあとでいいか』となって、結局そのままになっています(笑)。あれは確信犯ですね(笑)」と明かした。
小籔は、18歳の頃一人で海外旅行に行った際のエピソードを告白。「フランスで美術学生に『無料で似顔絵を描いてあげる』と言われたが、1時間も待たされた挙句最終的に5000円を払わされたんです。画力もなければ似てもいない。何で払ったんやろなって後悔がいまだにあるくらい」と納得いかない様子だった。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)